みちみつる

PKのみちみつるのレビュー・感想・評価

PK(2014年製作の映画)
5.0
人々から“PK”と呼ばれる奇妙な男。人間社会の常識が全く通用しないPKの目を通して“宗教”に鋭く斬り込む!

センシティブな問題を扱いながら、ポップでコミカルなエンタメ作品として楽しめる✨
様々な風刺に爆笑🤣と同時に感心🤔
特に“Wrong Number(=かけ間違い)”という表現は今までに無い宗教の捉え方だと感じた。

意外にも伏線回収が巧妙で、脚本の完成度も素晴らしい👏
社会風刺だけでなく、友情、恋愛、家族関係もしっかり描かれているので人間ドラマにも要注目。最後は大号泣😭

インド映画特有の歌とダンスも楽しく、明るい気持ちになれる😆🎶

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『きっと、うまくいく』以来のインド映画鑑賞。監督、主演も同じ。

宗教に対して厳しそうなインドでこのテーマを扱い、特に「インド・パキスタン関係」にまで触れているのが凄い。

無知な人から見たら、たしかに宗教って不思議。
人間に“希望”をもたらすけど、“毒”にもなりうる諸刃の剣だと感じた。

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宗教に対して寛容な(あるいは無関心な)日本人には共感しやすい作品な気がする😁

私自身、神社仏閣巡りが好きで良く参拝する。
でも神仏に“依存”はしたくないので、「頑張るので見守っていてください🙏」くらいの気持ちでお祈りしている。

基本は宗教よりも“科学で証明されたもの”を信じてるし…(笑)
世の中にまかり通っている“かけ間違い”に疑問を持てる自分でいたいと思う。

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『きっと、うまくいく』でもお馴染みのアーミル・カーン。
コミカルな演技が特徴的だけど、それだけに留まらない奥深い魅力に溢れている✨と改めて感じた。
肉体美も素晴らしい🤤笑

アヌシュカ・シャルマは超絶美人だけど、自分が抱いていたインド美人像とは正反対のイメージで新鮮だったな✨
大好きなキャラクター🥰