大ヒット映画「きっとうまくいく」のラージクマール・ヒラニ監督と主演のアーミルカーンが再び組んで作成したヒューマンコメディー。
ラブストーリー、社会風刺、コメディ、ヒューマンドラマの要素を含みながら伏線回収もしっかりで上手くまとまっている良作。
インド映画らしい歌と踊りも満載。
ストレートなメッセージと愛を伝えるアーミルカーンの熱演は必見‼︎
上映前にあらゆる宗教を批判するものではありませんとのテロップが流れる。
無宗教の人が多い日本ではあまり問題にならないが、多様な宗教の信仰されるインドではナイーブなはずなのにインドでこの映画が作成されたのは凄い。
鋭いメスを入れつつも宗教や神自体を否定するものではなく、「電話の掛け違い」という表現で観衆に疑問を投げ掛けているのが上手い。
実はアーミルは50代！本作では冒頭シーンから衣服を身につけない設定で全く年齢を感じさせない肉体美を披露している。
また彼は俳優以外に社会活動家として活動しており、カースト制度での女性や子供の地位向上を訴えているそう。
タイトルの意味は映画を観ると分かる。
途中までは笑ったり感心したりしてたのに、ラストには思わず涙が溢れた。
きっとうまくいくと合わせて必ずみて欲しいインド映画。
