OMGの関連から辿り着いた作品。
なので、どうしても比べてしまうのだけど
OMGは主にヒンドゥー教に斬り込んだストーリーで
PKはヒンドゥー教だけでなく、インドにある宗教全て(キリスト教とかも入ってくる)を対象にしている。
インドの、というよりは地球全体(人類)の問題として読み取れるのは、主役が宇宙人だからか?!
宗教に抗う存在が宇宙人になることで、地球上の誰も悪者にしない、非現実的な存在にそういう役目を背負わせるところがうまいなぁ~と。
地球のことを全く知らない人がみた地球。私たちの習慣や暗黙の了解のようなこと、当たり前すぎて考えもしなかったことに疑問を投げ掛けられるので、立ち止まって考えさせられる。
ラストがすごくいい。
インド映画の見せ場、ダンスシーンはストーリーを進めていくシーンが華やか!インドのビビットカラーが陽気な気分にさせてくれる。インド好きにはたまらない高揚シーン。
アーミル・カーン作品らしい、真摯なストーリー、丁寧につくられた映画だった。