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幕が上がるのmewのレビュー・感想・評価

幕が上がる(2015年製作の映画)
5.0
今年観た邦画で1番好き。頭痛が起こるほど号泣しました。
「ももクロが好きで彼女達の歴史を知っているからこそ泣ける」というのも要因の一つですが、知らなくても大丈夫。泣けます。

表現という世界にゴールテープなんてどこにも無い。それでも進もう。茨の道でも大丈夫。
『私たちは、舞台の上でならどこまでも行ける』
『私たちはここから、宇宙の果てを目指します』
さおりのつたない言葉の一つ一つが、本当に光のようでした。

以下、モノノフ(杏果推し)視点からの話。

電車のホームでの中西とさおりの会話シーンは正直「卑怯だ!」と思いました。
「滑舌が悪くて皆の脚を引っ張ってると感じている」「声が出なくなる」これは、中西役の杏果に本当に起こった出来事です。
それに対してのさおりの「一人ぼっちでも、宇宙から見れば、皆一緒だ。」という言葉。
この台詞は、さおりにしか、もっと言えばさおりを演じる夏菜子にしか言えない台詞でした。
アテ書きが凄いのか、それともモノノフにちょっと媚びてるのかはまぁ置いといて。

その他モノノフにグッサリ刺さる場面は大量にありますが、きっと他のモノノフさん達が書いてくださっているので割愛。

泥臭い青春を、キラキラと描いてくれる素敵な作品でした。

ちなみに私が一番好きな台詞は「始めた理由はたいしてない。でもやめる理由はもっとない!」です。
「あぁそうか、それでいいんだ。」と、そう思わせてくれました。
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