4連続夜勤を終えて、やっと休み。
雨の日曜日、見逃していた「マエストロ!」を見るつもりでしたが、
出遅れて売り切れてしまったので、「幕が上がる」にターゲット変更。
演劇部の映画、という興味で鑑賞。原作小説は未読。
ももクロのことは名前しか知りませんでした。
メンバーの顔も名前もわからない状態でしたが、
むしろそういう人のほうが楽しめるのかもしれない。
見事な王道青春映画でした。
「踊る大捜査線」の本広克行監督作品とあって、
見る人を飽きさせないテンポの良さはさすが。
「前のシーンではああだったのに、次のシーンではもうそれ?」的な飛躍は多少あったけど、
今の高校生が見たらそうでもないのかな。
学生演劇の魅力とシビアさもしっかり描かれているように思えた。
前半はおしゃべりしている客もいたのだけど(鬱陶しかった!)、
後半は静まり返って観ているようでした。
それだけのめり込ませるチカラ
ももクロメンバーの演技、全然違和感なかったです。
演じながら、登場人物も役者も成長してるような感じ?
そして何より、黒木華が素晴らしい。
「小さいおうち」は観ていないのですが、
「リーガル・ハイ」のジェーンとも、「繕い裁つ人」の車いすの妹役とも違って、
今度はオトコマエな元・学生演劇の女王。
ムロツヨシを脇役に追いやるなんてもったいない、と思ってたけど、それに値する存在感。
今後ますます見る機会が増えそうな予感。
ももクロにも演劇にも興味のない人こそ、観る価値がある映画だと思います。