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幕が上がるのEのネタバレレビュー・内容・結末

幕が上がる(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

色々あるけどアイドル映画にしては珍しく完成度が高めな気がした。

▼以下不満点
1)明らかに政治的/広告的な雰囲気を感じるシーンがなければもっと好きになってたと思う。ムロツヨシと黒木華と部員以外の配役はだいたいそんな感じ。とはいえ正直そこまでを含めてスタダっぽさはある。
もし部員で3Bjuniorが目立つ配役で出てきたら本作は悲しみで溢れまくった。
でもフジテレビ関係者と松崎しげるは出なくて良いと思う。豪華だけどかなり無理があったし最後のシーン、ギャグっぽい。

2)(鑑賞後原作読んだけど)あくまでももクロ主演とはいえわび助くん(男性)が居ないのは残念。演劇の甲子園であるなら男性俳優がいた方が部活的には優勢ではあると思うけど、アイドル映画だから完全に排除した感はやや感じる。

▼満足点
1)それぞれの配役が本人のキャラクターと被ってるのはとてもイイ。うるさいけど憎めないお調子者ガルルと孤高の転校生中西さんはまさに[高城れに]と[有安杏果]という感じがなんだか良い。

真面目で孤独な中西さん(ももクロ途中加入の有安杏果)を救う部長のサオリ[百田夏菜子]とかもうモノノフからしたら「アカン!(最高!)」ってなるし、そんなサオリと仲良い中西さんに嫉妬してしまうゆっこ[玉井詩織]はもはやももたまいで「アカン!(最高!)」ってなる。

後輩の明美ちゃん(グループ最年少の佐々木彩夏)もなかなかバッチリ。

2)モノノフが大好きであろうメンバー達のワイワイきゃっきゃが程よく劇中であるのもファンからしたら美味しいとは思う。

3)正直メンバーが演技できんのかヒヤヒヤしたけど撮影前の集中稽古の経験もあってわりと観れる。

4)ストーリーを得たうえで主題歌の青春賦はちょっと染みる。特に歌詞。
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