SatoshiFujiwara

グッド・ストライプスのSatoshiFujiwaraのレビュー・感想・評価

グッド・ストライプス(2015年製作の映画)
3.3
ここでの煮え切らない男、真生は徹底的に内面を欠いた存在として描かれており、実際には内面はあるのだろうが当たり前だがそれは目には映らない。つまりは映画的な起伏として表れてこないという意味だが(この愚鈍な煮えきらなさはそれが監督の意図なのは当然だ)、これをどう捉えるかでこの映画の評価は分かれるだろう。淡く粗い16ミリフィルムの色調と揺れるカメラもその演出意図に沿ったものだろう。それは分かるが俺は終始この真生にイライラしましたね(しかし終盤ではそんな真生の「内面」がいきなりほとばしるが、いささか唐突)。対してその彼女の緑ははるかに分かりやすい。真生と緑の両親や兄弟などの家族の境遇と主人公2人との関係が次第に判明する中でのストーリーの進展はなかなか上手いが…。で、総合的にこの映画を嫌いか、と問われれば割に好き、と言うのが映画の不思議さ面白さなんである。うじきつよしの頭が不自然だと思ったのは俺だけでしょうか?