単なる1人のサイコパパラッチ作品という感想を持つ人もいるだろうけど、凄く現代のマスコミを風刺した作品だった。
話題性の有無を追うあまり過激化する報道
私たちの普段耳に入るニュースでも必要以上の報道というものが近年目立つ
スラム街の殺人事件より富裕層の殺人事件の方が話題性があるし、事故の瞬間や人が撃たれる瞬間の映像は刺激が強いが、SNSでバズる。人間の怖いもの見たさの表れなのだろう。
やせ細り、何かに取り憑かれたかのようにネタを探し、追い求め、そんな怖いもの見たさを刺激し、話題性を引き出すジャーナリズムの姿を描いた恐ろしく、強烈な作品だった。