狂気に魅了されてる人間には堪らないお話。
サイコパスが淡々と自己実現をして行く様と、私達の止めどない欲望がそれを後押ししている現実が描かれている。恐怖を覚えるべきは彼にか、私達にか。
主人公はネットの住人で現実感無き現実を生きてきた。元より倫理観は無く勤勉すぎる彼が天職を見付け重大犯罪映像を量産していく様は圧巻である。その衝撃的な映像に番組ディレクターもニュースの視聴者も映画を観ている私も魅了されて行く。刺激的な映像をワクワクしながら観ている自分自身にゾッとし、それでも食い入るように映画を観続ける。この映画の主人公に共感を覚えるなんて言うと私の人格を疑われますよね。疑っていただいて結構。この映画のお陰で私の問題が人間が嫌いな事だと気付けましたし。(ニヤリ)
でも流石に主人公が笑顔で放つ台詞『友達は自分自身へ対する贈り物だろ』には理解が及びません。
怖すぎます。
私はまだ正気みたいで良かったですw
