主人公があまりに狂気に満ちていて、あまりに最低すぎて鑑賞直後、最高にクソ胸糞悪くなる映画でした。
他人の不幸を踏み台にしてどんどん成功していくあまりにもブラックなサクセスストーリーなので、この映画が大っ嫌いな人はいると思います。僕は正直好きでも嫌いでもありません。後味悪いと感じましたが、「実際こういう人はいるんだろうな。」と考えさせられ、怖いと感じました。
まず観た人は誰もが感じるざるを得ない、ジェイクギレンホールさんの怪演の素晴らしさ。ファーストカットから「こいつやばいやつだな。」と感じさせられる雰囲気。監督に言われてもいないのに自主的に10キロ以上減量したせいなのか、目がギョロッとしすぎて目ん玉ポロって落ちるんじゃないかと不安になりましたwマイブラザーやミッション:8ミニッツとは全然違う魅力を最初から最後まで魅せられました。
人間として妥協せず粘り強く仕事を遂行するという点では優れている主人公ですが、いかんせん倫理観が欠けている為、他人を全く気にせずただ利用し蹴落として成功していくストーリーなので、そういう類の話が嫌いな人は絶対観ないでください。ただイライラしてストレスが溜まるだけだと思うのでwしかし主人公は何をしでかすのか予測不能で終始緊張が途切れず楽しめたのは確かです。気になっていて観に行ける範囲に住んでる方は是非観てください。最高に胸糞悪くなれますよ。
