しゅうへい

とうもろこしの島のしゅうへいのレビュー・感想・評価

とうもろこしの島(2014年製作の映画)
4.7
舞台装置としての中州が実に的確。

レヴェナントの時も感じたけれど、自然の物音は映画に物凄く力強さを与える。登場人物は少ないし、会話も殆どない。それでもこの映画から感じ取ることは無数にある。すべてが表現として成り立っているけれど、正解があるものではないから何を想うかは観客に委ねられる。

ディランじゃないけれど、答えはとうもろこしの葉を揺らす風の中にあるのかもね。