2回目の鑑賞は地上波バージョン。
ボクはこのシリーズは全く縁が無く、正直つまんなそうだからが本音でして。
でもあまりに興行収入やポール・ウォーカーの事とか話題で騙されたと思って観た訳なんですが…
超ド派手なアクションと大雑把なストーリー展開にいろんな意味で度肝を抜かれました。
最高にカッコ良いカート・ラッセル(2丁拳銃)にジェイソン・ステイタムも登場し、シリーズに思い入れのない映画ファンも楽しめるようになっています。
まぁ思ってたより面白いけどアゲアゲな音楽にカチャカチャした編集がちょっとなー、あとやたら家族とか絆とかルーキーズみたいで苦手かなーと思ってたとこにあのラストシーンになる訳なんです。
ネタバレですがまだ未見の方も多分シリーズの常連であるポール・ウォーカーが映画の完成前に亡くなった事はご存知かと思います。
でもシリーズは続くShow Must Go Onな訳です。
次のシリーズからポール・ウォーカーはもういません。彼をどう退場させるか。
それはかつて観たことないようなラストシーンでした。
思い出すだけで…ちょっと鼻がツーンとする。
この映画がやたら家族家族と言うのが苦手ではありましたが、この葬い方はポール・ウォーカーを家族のように想ってないと出来ないでしょう。
ベタベタな甘ったるい(それこそ映画ルーキーズのようなファンの為だけのようなではなく)お涙頂戴なラストではなく、ちゃんと映画のストーリーにもテーマにも不自然なく合致して、尚且つ優しくて、粋で、ほろ苦く愛に溢れたラストシーン。
こんな美しいラストシーンは観た事がありません。
ラストシーンをもう一度観ようと待ってた。なのになのにー!ラストをカットすんなよ!地上波バージョンひでーよ!あのテロップひでーよ!最初から2時間枠ですんなよ!最初の新作カットいらねー!
正直あのラストなかったら星2つ半くらいだよ 笑