えな

Dearダニー 君へのうたのえなのネタバレレビュー・内容・結末

Dearダニー 君へのうた(2015年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

ひとりひとりが良いところとだめなところを持っていてその描き方が秀逸だった。
前半、いままで散々放置したくせにじぶんの心の整理のために家族に会ったり、方向転換するのは自分勝手に思えたし、金にものをいわせてひきこむやり方は下品に感じたけれど、嫌われても嫌われてもドアをノックし、そしてやっぱりあらわれる。メアリーの「あきらめないとこが好きよ」というとおり、弱くて度々踏み外しながらも粘る優しさをもってるダニーの描き方が繊細。一歩間違うとただのだめおやじなんだけど、ミュージシャンとしての生き方に迷走してるところも相まって心にくる脚本だった…。トムの歩み寄り方も切ないし、大男で怖そうなのに時折り見せる犬みたいな困った顔が和むw家族もホテルのひともみんなひとりひとり人柄が出ててとても素敵な作品。ラストのやりとりへーいべいびどーる🕺最後まで見てまた始めから見ると初見では濃すぎたフランクとのやりとりも良いなあw
えな

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