フィルマークスさんの招待でジャパンプレミアに参加させて頂きました。トランプ政権誕生直前に監督オリバーストーンのトークが聞けたことが非常に貴重な体験となりました。
さて映画についてですが、「政府・国家の陰謀」をテーマにしていて、あの熱いトークからも伝わったように監督はまさにそれを世に知らしめたかったと思うんです。
ただ、私には予想以上にスノーデン個人についてのパーソナルなストーリーに感じられました。
それは私自身が「国家に盗聴・監視されること」をあまり脅威として捉えていないことに起因してしまっているかもしれませんが、この作品を見てそういった危機感を抱くというよりは「エドワード スノーデンという人物」の方にフォーカスが行ってしまったんですよね。それは監督の意図とはおそらく違うところにあるはずなので、私の見方が少しズレていたのかなぁと正直心配になってしまいました。
どう国家機密を盗み出したか、といった点はフィクションのように緊迫したシーンに仕上がっていて、ハラハラして楽しませてもらいました。
主演のJGLは完全にスノーデンになりきってましたね。声もいつもと違って、まさにスノーデンが乗り移っているような演技で素晴らしかった。
