サイクロプス

スノーデンのサイクロプスのレビュー・感想・評価

スノーデン(2016年製作の映画)
3.0
主人公二人が出会う場面
「GHOST IN THE SHELL」 が登場
日本人としてはアゲアゲ!

士郎政宗の漫画「攻殻機動隊」の冒頭は、このナレーションで始まる
『企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても
国家や民族が消えてなくなる程
情報化されていない近未来』

1991年の漫画の世界が、
現実になったっていうこと
全てのデバイスがネットワーク上に繋がれ、
やり方次第で企業のサーバーであれ、個人のPCであれ、接続可能ということだ


スノーデンが「暴露」した内容は、今となっては常識的な部類に入るだろう
SNSで語った内容が検知可能なことは、皆知っている
見張ろうと思えば、かなりの程度ガラス張りだ

NSAやCIAのやっている個人情報の探知は、確かにやり過ぎだと思う
それでも米国政府が技術的に可能なことは、ロシアや中国だって可能なわけだし、制限する意味はないのだろう
誰かが自制しても、誰かが暴く


まぁでも、気にしなければいいんだけどね
個人的な生活の範囲では
僕のささやかな日常は、監視する価値もない
映画見て、酒飲んで、屁こいて、寝る…
スノーデンが24時間見張っても、欠伸が出るだけだろね


この映画は、スカヨハが主演する
「ゴースト・イン・ザ・シェル」の絶好の番宣になっただろう
オリバーストーン監督は、は全く意識していないだろうけれど