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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちのadeamのレビュー・感想・評価

2.0
特殊能力を持った少年少女のアドベンチャーを描いたベストセラーをティム・バートンが映画化した青春SFファンタジー。
平凡な少年が異世界に入り込むと、そこでは選ばれし者として頼りにされる存在となり、恋もしながら悪に立ち向かっていくという思春期的な妄想を具現化したような設定は楽しかったです。
子どもたちの多様なキャラクターも良く、悪役のグロくなりすぎずどこかユーモアを感じさせる気持ち悪さも絶妙でした。
しかし登場人物の多さに対してそれぞれのキャラを描きこむことができておらず、クライマックスの戦いのシーンで発揮される能力に唐突感を覚えてしまうのがもったいなかったです。
しかし尺が足りないかと言うと中盤は中だるみしている印象もあり、描くべき場面とそうでない場面が適切だったのか疑問に感じてしまいました。
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