監督のザック・スナイダーが途中降板したことにより、何だか歪さを感じさせる作品であることは確かで、特に終盤は駆け足のような展開は、もっとじっくり描いても良かったのでは？ と思える不満感はある。さらに個人的には本作のバッドマンの描写がイマイチ。前作『バッドマンVSスーパーマン』の無表情キチガイゴリラバッドマンが魅力的だっただけに、本作のキチガイ性に欠けるバッドマンは没個性的に感じてしまった。死んだ目をした無表情演技に開眼したベン・アフレックを活かせていない。ただアルフレッドは１００点満点。最高だよ。前作同様、溢れ出す初老の色気がムンムンで、ジェレミー・アイアンズをキャスティングした事がDCユニバースで一番のベストジョブだと思う。眼鏡姿がね、すんばらしいの。僕もあの眼鏡欲しい。あの眼鏡、調べたら「Old Focals」というブランドの「JD」というモデルらしいです。日本では売ってないので、誰か輸入する時は一緒に買ってください。あとスーパーマンの描写も最高だったね。ネタバレになるから多くは語らないけど。そんな訳で不満も多いけど、楽しめる部分もあって、まぁまぁ楽しめました。
