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ジャスティス・リーグのtsuyocinemaのレビュー・感想・評価

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)
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【ジャスティス・リーグ/JUSTICE LEAGUE】
スーパーマンの死に世界が悲しむ中、宇宙から悪の使者ステッペン・ウルフが舞い降りる。
彼は地球に隠された3つの箱を奪い地球の崩壊を目論む。
一方、バッドマンは地球を救うため、ワンダーウーマンとともに新たな仲間アクアマン、サイボーグ、フラッシュとチームを組んでステッペン・ウルフを迎え撃つ。

バッドマンvsスーパーマン、スーサイドスクワットが個人的には残念だったが、ワンダーウーマンが良かったので久々にDC期待感を持って観たところ、まずまずな出来きかなと。
DC版アベンジャーズで超王道なストーリーなので祭り映画だと思って観ると、新キャラのヒーローも含めてそれぞれの見せ場や役割が明確でアクションもカッコ楽しかった!
特にサイボーグ、フラッシュの若者コンビは魅力的で神的種族のワンダーウーマン、アクアマンが戦闘に特化してるのに対して彼らは能力の特性を説得力を持って活かしているのが素晴らしい!あと若者コンビ2人ともバトルシーンがカッコイイのね!!
あと個人的にはフラッシュのロシアで知ってる単語を考えて「ドストエフスキー!」と挨拶するのは若者らしくキュート!

脇を固めるヒーローが魅力的&強かったりするのでバッドマンの弱さが浮き彫りになるが、フラッシュとあった際に自身の特殊能力を「金持ち」と明言することで本作では戦闘能力としては大したことないというエクスキューズがうまくできていたと思う。
ヒーローたちの背景を長々と説明し過ぎないあたりも、今作のヒーロー祭映画としてのテンポを重要視していると思われ、好感が持てる。
全体通してテーマ性や問題提起もそこまでないが、複雑になり過ぎたヒーロー映画を単純化させることを意図しているのかもしれない。
その意味では成功したんじゃないかな!

と概ね好意的なんだが、ネタバレ含んで気になったところも…

まずスーパーマンね!!まぁ強いのは良いんだけど、ステッペン・ウルフの立つ瀬ないくらい圧倒的じゃないすか!! そして最重要なのだが本作の肝である3つの箱をジャスティスリーグの面々も敵のステッペン・ウルフにしろぞんざいに扱い過ぎ!!
もっとお互い隠せよ!!保護しろよ!!
なんかバッドマンvsスーパーマンでも同じようなことやってたぞ!! その他にもチョコチョコ気になることもあるが、ヒーロものは頭使わず楽しむのが本作の肝だと思うので、全然問題無いけどね!
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