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ドラゴン・オブ・ナチスのLuckyMOTOMIYAのレビュー・感想・評価

ドラゴン・オブ・ナチス(2014年製作の映画)
1.5
2014年、マーク・アトキンス監督・脚本によるSFファンタジー。

第二次世界大戦における北アフリカ戦線、ロンメル上級大将率いるナチス・ドイツ軍。

長年、探し求めてきたドラゴンの卵を発見、やったね! 孵化も成長も早く直ちに実戦投入、やったね!!

そして、ドラゴン部隊は連合国軍を苦しめることになるのでありました。

アイデアだけで一発勝負、お安くあげたよ出たとこ勝負。

何故か冒頭だけに使われ、出し惜しみされるドイツ語、ショットグラスをあおり交互に殴り合う飲酒ゲーム、翼の内側に鉤十字をあしらわれたドラゴンたち、彼らを操る黒衣の魔女「ヴリル」の何気にあいた胸元。

これほどまで胡乱な作品が存在するとは、侮ることなかれ、人間文化の多様性。

『ドラゴン・オブ・ナチス』なんて逃げも隠れもしない、内容そのまんまの邦題が付けられておりますが、原題は"P-51 Dragon Fighter"。

ノースアメリカン・エイヴィエーション社によって開発され、米英空軍で運用された戦闘機、"P-51 Mustang"に堂々と喧嘩を売っておられます。
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