バートロー

メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮のバートローのレビュー・感想・評価

4.4
前作のメイズランナーは死と隣り合わせの迷宮鬼ごっこをBボタン押しっぱなしのダッシュで乗り切る姿がフレッシュな、ソリッドシチュエーションの快作だっただけど、本作ではあえてその良さを捨てて、次のステージへ。舞台は閉鎖的な迷路からまさかの終末世界。敵も大自然、クリーチャー、そして人間へ変わり、四方八方、敵・敵・敵だらけで息つく間もさらに短く。壮大なスケールと濃密なSFディストピア展開が目まぐるしく走り続けるので、観ている作品を間違えているのではないかと思ってしまうほど。タイトルはそのままにジャンルごと変えてしまうという荒業。世界と言う名のメイズに挑む若者たちの続編が気になるところ。