EDDIE

エクス・マキナのEDDIEのレビュー・感想・評価

エクス・マキナ(2015年製作の映画)
4.4
人間の創造物、AIロボットエヴァ。人里離れた研究施設で実験的試みを行うケイレブとネイサン。
知能と学習機能を持つAIだからこその視点と神の視点、誰を信じてよいかわからない疑惑性が面白さを加速させる。
何よりもアリシア・ヴィキャンデルの美に魅了された。

少し前にTwitterで話題になった オールタイムSF映画的やつで、この作品を目にすることがありました。
そこで気付いてしまったのです。

アリシア・ヴィキャンデル好きと言いながら、これ観てないじゃん!と。

いやいや、これめちゃんこ好きなやつでした!ラストの怒涛のように予想を裏切る展開に空いた口が塞がりません。
観てない方にはネタバレになっちゃうので、細かいことは書きませんが、正直この結末は想像を超えてきました。
私の陳腐な想像力の遥か上の結末を見せられ、唖然&ドキドキしております。

AIって知能と学習機能はあるんだけど、良心がないんですよね。そこを上手く機能させた脚本も素晴らしいです。

本作ではオスカー・アイザック演じる絶対的な天才、神の視点を持つネイサンが存在します。
ブルーブック社という世界最高峰の検索エンジンを作り上げ巨万の富を築いている男。なんと13歳でそのプログラムを書き上げたとのこと。ブルーブックは現実世界でいうGoogleのようなものですね。
その恐ろしいぐらいな天才に対抗するのがドーナル・グリーソン演じるケイレブ。彼も優秀なプログラマーですが、ネイサンの信じられないぐらいの開発品を見せられ驚きを隠せません。
世紀の大発明の実験に携われるなんて!と。そして、徐々にネイサンの考えや狙いに疑心を持ち始めたケイレブは…というような流れなわけです。

もうそれ以上は言えません!
出し抜いてさらに出し抜かれて〜みたいな怒涛の展開に脳汁どぱーっと出てしまいます。

ファンと公言するならば、アリシアの作品もっと観なきゃですね。
たぶん『リリーのすべて』と『コードネームU.N.C.L.E.』、『アースクエイクバード』、『光をくれた人』、『世界の涯ての鼓動』、『ジェイソン・ボーン』、『二ツ星の料理人』と本作ぐらいしか観れてません。配信済み作品ぐらいは全部観る勢いで頑張ります。

あと、本作でオスカー・アイザックがダンスするシーンはなんか笑えます。

※2021年自宅鑑賞113本目
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