このレビューはネタバレを含みます
ドーナルグリーソンが若いこと!髪色が明るいのもあるけどヒヨっ子にしか見えない。
人工知能の造形が若く美しい女性っていうのが何となく受け入れがたくて、有名作なのに忌避感があった。夜中にエヴァの様子をカメラで見守るのも盗み見感が強すぎてむりだなあとなった。エヴァはAIだけど若い女の着替えを覗くっていう映像には必ず制作者の意図がある。
ルームサービスの女性も無駄にスカートが短くて何だこれと思ったら日本人名でがっかり。そういうオリエンタリズムは早よ無くなってくれ。英語も話せないし給仕して踊るだけとは…クソヤバアジアン女性蔑視…やや前の作品ではあるけど、おしゃれ風な映像に比べてメインの設定がやばすぎる
自分がイケメンAIに好意を寄せられたとして、感情もあるしセックスもできると言われても、こんなおそろしい試験やってられるか、と逃げ出すだろうなあ。恋愛ってなんて都合がいいんだ。
最後も微妙な気持ちになった。オスカーアイザックはかっこよかったけど人間的には嫌なやつだったしドーナル・グリーソンもおかしくなってしまうし、エンドロールの歌さえしっくり来なかった。
AIのおそろしさを描くにしても古臭テンプレ「女ってこわい」表象とかぶってるし、全体的にまったく頂けない映画だった。もはや観るんじゃなかった。