女って怖い。それが人間でなくても。
AIが進化を遂げて人類の脅威になっていく―、という映画はなかなかにあるのだけど、この作品は「AIこわっ」というより、「女ってこわっ」という印象を受ける。
それほどまでにエヴァが人間以上に艶めかしい「女」なのだ。
極めて少ない登場人物で展開していくストーリーだが、見ごたえは十分。
古の昔から男尊女卑の歴史は数多い。
もしかしたら、男なんぞに食い物にされてきた女性の悲しき性までがエヴァにはプログラミングされていたのだろうか。
男によって人生が崩壊させられた女性たちにとっては「してやったり」のラスト。
自分的にはケイレブにもう少し慈悲があってもよかったと思うけどねぇ。
いやいやダメダメ。自らの生存をかけた戦いに情けは無用よね。
ホストに貢ぐために売春したり、付き合った男の言いなりになってダメンズ量産してる女子はエヴァのマインドを少しは参考にしたほうがいいかも。