かりんとうさんの映画レビュー・感想・評価

かりんとう

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MAMA(2013年製作の映画)

3.5

泣けるホラーの新定番に加えたい
母は強し!父親は????

レビューを書こうと思ってふと思い出したエピソードがある。
動物園の飼育員さんがSNSで「爬虫類を子供の前で気持ち悪いといわないで!」と訴えた
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

2.6

この人の映画はなぜこうも長くそして疲れるのか。。。

デビュー作CASSHERNは非常に悪い意味で印象的だった。
この人は2本目の映画を撮ることはないだろうと思いながら20年。
本数は多くはないが、着
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鈴木さん(2020年製作の映画)

3.0

いとうあさこは想像の上を行く「女優」だった。

むしろいとうあさこの演技力や独特の雰囲気がなければこの映画は成立しなかっただろう。
異色のディストピアムービーと形容されることが多いように見受けられるが
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ジェニファーのしたこと(2024年製作の映画)

3.0

まぁたひどい邦題でネタバレしてるなぁと思ったら「what jennifer did」で原題も同じだった。
反射的にフランス映画の「息子のしたこと(2018)」を思い出したが、こちらは単なる胸糞映画でド
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.2

【SFスリラー版ステップフォード・ワイフ】

フローレンス・ピュー出演作品がネトフリのお勧め作品にポツポツと出てきたので片っ端から視聴していたうちの一つに今作があった。
非現実的な舞台とよくわからない
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.0

原作には比較的忠実。
しかし東野圭吾ファンはそもそもこの原作を支持しているのだろうか?

若いもんがわちゃわちゃしている系のストーリーは、東野圭吾の中では異色ではないだろうか。
東野圭吾作品は数多く映
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アイリッシュ・ウィッシュ(2024年製作の映画)

3.3

大人のメルヘンファンタジーラブストーリー

敏腕編集者(というかほとんどゴーストライター)の女性が、恋愛もキャリアも今ひとつうまく行かない。
そんなとき、シンデレラのフェアリゴッドマザーのように彼女の
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

1.9

玉木宏の黒歴史確定。

もう散々他の方が書かれていると思うが、ツッコミどころ満載すぎで脚本が崩壊している。
一周回ってこの仕事を受けた事務所と役者にリスペクトすら覚えてしまう。
なんならこの映画を制作
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市子(2023年製作の映画)

3.0

嘘には嘘でしか言い訳できない。

この手の映画でいうと、「ある男」「嘘を愛する女」なんかが浮かぶが、まぁ一様に暗く重たい映画なのよね。
これらはやむにやまれぬ事情でみな身元を偽らなければならない人間た
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

3.9

怪物の定義は?
人間が怪物でないと言える理由は何?

メインビジュアルが怖すぎて億劫になっている人がいると思うが、これは新感覚ヒューマンドラマなので是非おすすめしたい。

数年前に大々的に報道されたが
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聖地X(2021年製作の映画)

2.6

注意:これはホラー映画ではありません。ナンセンスギャグ映画です。

久しぶりに時間を無駄にしたと思った。
でも最後まで観られたから、自分的最低ラインはクリアしているのだと思われる。
正直Filmark
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.2

巨匠デル・トロのさんが、非科学的事象以外の題材を扱った稀有な作品。
今作が駄作だとは思わないが。彼の真骨頂はやはりダークファンタジーにあると思った。
スティーブン・キングに通ずるあの独特のおどろおどろ
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ある男(2022年製作の映画)

3.3

隣の芝は青い。
社会的地位と自己肯定感はイコールではないのね。

予備知識無しで観たので、最初はサスペンス要素が強いのかとおもっていたけれど、がっつりヒューマンドラマでした。
生まれる家は選べない。
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

2.8

ヘタレ男の優勝争いinイギリス

映画館に観に行かなくてよかった。
アレックス・ガーランドのピークはやはり「エクス・マキナ」だと思う。
「アナイアレイション」にしても今作にしても、やはり難解なのよ。
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呪われの橋2 怨霊館(2023年製作の映画)

3.2

1作目に比べて視聴者数が圧倒的に少ないのは、ストリーミング開始されて時間が経っていないせいか、それとも本編が残念なのか…

本作を観る前に強くオススメしたいのは、前作を観てから視聴したほうがいいという
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呪われの橋(2020年製作の映画)

3.7

いいよいいよこういう頭使う台湾ホラー!

ちゃんと怖いのがいいね。
単純に大学生わちゃわちゃ系ホラーで中身のない「コンジアム」とは全く違う。韓国はディストピア系パニックホラーが多い中、台湾は決してド派
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悪女(2023年製作の映画)

3.5

【果たして本当の悪女とは誰か?】

ぽっちゃり不美人さんが法定に立つジャケ写を観た瞬間、瞬時に木嶋佳苗を連想したが、本当にあの事件がモチーフになっていたとは。

同事件に着想を得た映像作品といえば、寺
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犬鳴村(2020年製作の映画)

1.8

時間の無駄とわかっていても、この手の映画を観てしまう。

そしてやはり、時間の無駄だったと思い知る。

ガチ星(2018年製作の映画)

3.3

同監督のネトフリドラマ「サンクチュアリ」が面白かったのでこちらも鑑賞。
スポ根ものを描くのが上手な監督らしい。

主人公が序盤ではどうしようもないクズ、その後挫折を味わい根性でのし上がるという物語の大
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残り火(2022年製作の映画)

2.8

そもそもなんだけど

浮気しなきゃよくない?!
男ってアフォやなぁ

という感想しか抱けなかった映画。
悪事を働いてもなんとかなっちゃうっていうのは良くないね。
実際にあるんだろうけどさ。

ヤーラ(2021年製作の映画)

3.3

実話ベースはやはり強い。

13歳の少女殺害の犯人を、文字通り草の根を分けてでも探し出す!という刑事たちの執念の物語。
ここまで被害者家族に寄り添ってくれる警察がいるなんて、イタリアも捨てたもんじゃな
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.7

本人の努力と、お母さんの愛に脱帽。

子育ては、悪いところに目をつぶり、いいところを伸ばしてやる。
それが自己肯定感を育んで、自立を促す。
と、最近の育児書は揃って唱える。

わかっていても、その通り
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.7

いや~エディが怖い。
ニュート・スキャマンダーと同一人物とはとても思えないよ!
善人オーラを出しつつ瞳の奥ではサイコに凍てつく炎を宿す。
そんな演技がドンピシャにハマっている。

これが実話ってのがね
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マイ・ダディ(2021年製作の映画)

3.4

いい映画だとは思う。
でも無理矢理なお涙頂戴演出も感じてしまう。

ムロツヨシの実直な牧師さん役はとてもハマっていた。
終盤にかけての悲壮感もとても伝わってきた。
娘を想う父の気持ちもわかる。
「そし
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

最高の映画。でも悲しすぎて二度は観られない。

最初にこの映画を知ったのは劇場ではなく、日本アカデミー賞授賞式のオンエアだった。
ノミネート作品の紹介とともにちょこっと流れるトレーラー。あれだ。

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ちひろさん(2023年製作の映画)

2.9

男性の欲望と願望をすべて投影したような「ちひろさん」
世の男性たちよ、断言してもいい。こんな女性は実在しない。

原作は未読なのであくまで映画に対する感想です。

ちひろさん、終始何考えてるのかわから
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ハンナ(2011年製作の映画)

2.9

ハンナが天使ばりに可愛いから最後まで観られた。
が、ただそれだけ。

ジャケ写より本編では遥かに幼く見えるハンナ。
多言語を自在に操り、CIAの父ちゃんよりも格闘スキルも高い。
まさに才色兼備のベクト
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.0

アレックス・ガーランドの前作「エクス・マキナ」が相当に面白かったので期待して観てみたのだけど…

結局なんやってん?!
という感想しか抱けなかった。
映像美9割の映画なのかなぁ。
グロテスクなものをた
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.8

女って怖い。それが人間でなくても。

AIが進化を遂げて人類の脅威になっていく―、という映画はなかなかにあるのだけど、この作品は「AIこわっ」というより、「女ってこわっ」という印象を受ける。
それほど
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アウトフィット(2022年製作の映画)

3.4

シカゴの街角の小さなテーラーで繰り広げられるワンシチュエーションクライムサスペンス。

主人公のレオナルドは、腕のいい仕立て屋で好々爺。
しかし彼のテーラーにやってくるのは横柄なギャングたち。
街を牛
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.9

美化してはいけない。すべての「大事にされない子どもたち」のやるせない現実。

父親を擁護するような意見が散見されるが、そういう方々は男性だろうか?
あみ子が必要な療育や支援を受けられず、挙げ句厄介払い
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.0

暗いなぁ。とにかく暗い。
こういう排他的で閉鎖的で産廃業で成り立ってる過疎の村って、実際あるのかもな、と思わせる映画。

主人公の疎外感には同情するけど、まぁそれだけかな。。。
観終えたあとに重い気分
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.8

いいんだよいいんだよ、こういうのでいいんだよ!
めちゃくちゃ馬鹿馬鹿しいことをとことん本気でやる大人って、なんでこんなに好感が持てるのか。

予備知識無しのまっさらな状態で(しかも全く期待せずに)観た
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

これ、みんなの気持ちわかっちゃうのよ。
あとに引けなくて意固地になっちゃう旦那の気持ちも
そんな旦那と現実と子育ての間で、限界をとうに越えちゃってる妻の気持ちも
娘と孫のために住み慣れた国を捨てて尽く
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.7

クソ男たちに制裁を
クソみたいな人生に精算を
女として共感しかないメリーバッドエンド。

サイコスリラーにカテゴライズされているが、これは紛れもなくヒューマンドラマだと思う。

主人公キャシーはあの時
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Lift/リフト(2024年製作の映画)

3.3

同じようなジャンルで以前観た「ハートオブストーン」より面白かった。
華麗なる窃盗集団がバランスよく多国籍になってるのが、ポリコレってやつかしら。

ペーパー・ハウスのTOKYOことウルスラ・コルベロが
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