MMM

エクス・マキナのMMMのレビュー・感想・評価

エクス・マキナ(2015年製作の映画)
4.5
「機械仕掛けの神(deus ex machina)」

いやーほんと、マジで観て良かった。
今年度No.1のSi-Fiムービーなんじゃないですか、これ。

鑑賞後、『エクス・マキナ』のあまりの面白さに引きに引き込まれて、タイトルの意味がどうしても気になり、調べてしまった。
だって劇中で、そんなワード一切でないんだもんよお!!
しかも皮肉なことに、世界最大の検索エンジンで、だ。この僕(猿)がね、、、。

するとそこには、こう書いてあった。

古代ギリシアの演劇には、物語すべての登場人物の運命を強引に決め、幕を引いてしまう神(絶対者)の名を「デウス・エクス・マキナ」と呼ぶ、と。

この意味を知った時、再び興奮が脳内から全身へと駆け巡りしばしの沈黙の後、僕はケイレブよろしく、

「What that f※※k!?(なんだって!?)」

と叫ばずにはいられなかった。

なぜなら、それはまさに僕が先ほど、目の当たりにしてきた光景そのものだったからだ。

「まじかよ!!タイトルにこんなどストレートに意味こめてたのかよ!最高だな!!!!深っ!!!!」と心でガッツポーズだった。

だって、考えてもみてよ。
普通はみられないって。
言葉を話し、道具を使う、直立歩行の猿が、強引に物の見事に運命を決められ、築き上げてきた自らの舞台に幕を引かれるその終わりの始まりなんて。

僕が観たのは『エクスマキナ』だけど、僕は「エクスマキナ」のさわりを観ただけなのかもしれない。

なぜなら「ex_machina」は、まだ生まれたばかりだったから、、、。

これから起こる幕引きを、否応なく想像させられてしまったよ。
だって、僕らは日々、サーチエンジンに情報を与え続けているのだから。

それに、この映画の何が一番グッときたかって、この物語が現に起きてるかもしれないってことを誰も知る由がないことだよ、、、、。

君の隣の猿は、本当に猿か??
ひょっとするとそいつが、、、、。
MMM

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