よよよ

エクス・マキナのよよよのレビュー・感想・評価

エクス・マキナ(2015年製作の映画)
5.0
①個人的な感想としては、「境界線」を凄い意識してるなって思った。
様々な境界線が物語の進展につれて、揺らぎ、乱され、崩され、逆転していく様がとってもスリリングで快感だった。

映画冒頭のヘリ操縦士「私はここから進めません(川沿って歩け)」のセリフに始まり、主人公が人里を離れ、地上から地下に潜り、自然界から無機質な建物に閉じ込められ、キーカードで隔たれ、男に会って女に会い、ガラス越しにAIロボットのエヴァに会ったこと…ボーダーがいっぱいあった

あと心境、倫理観や立場の変化によっても、目に見えない境界線が強調されてたと思う。

とにかく、主人公は色んな形で、色んな形の境界線(とその崩壊)を目の当たりにしてた。そこが凄い面白かった。
よよよ

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