Norika

アバウト・レイ 16歳の決断のNorikaのネタバレレビュー・内容・結末

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

エルファニングの演技がとにかくすごい。
題名通り、三世代のお話。
エルファニングが喜んでベットの上で飛び跳ねるシーン、焦げ茶でクルクルとした髪をした女の子を好きになってみつめるシーン、そしてその子に悪気はなくとも「女の子」だと言われてしまったときの目、叫ぶシーン、とにかくレイの言動行動全てが印象的。 “かわいいエルファニング” のイメージは全くなくて、完全にレイを男の子として観ていた。
後悔したらどうしよう、と思うのはそれはそう。信じるということはやっぱりすごく難しいけれど重要。もちろん、この場合はそれだけの話だけでは全然ないけれど。
レイがお父さんだと思っていた人が実はお父さんではなくて、本当の父親はその弟だった、というくだりはいらないように感じた。
特にお母さんがマシューに「昔は好きだったのよ」的な事を言うシーンはいらないと思う。
まぁ、3 generations の話だからお母さんの話にもドラマを持たせたかったのかもしれない。
レイがずっと作っていたビデオ、最後に全部繋がったのを観せてほしかった!!

友人と観て、観終わった瞬間の感想として「面白かった」という言い方でいいのかと思ってしまって、でもなんと言っていいかもわからずしばらく黙ってしまった。映画として面白い、それ以上の何倍ものものがあった。
Norika

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