アバウト・レイ 16歳の決断の作品情報・感想・評価・動画配信

「アバウト・レイ 16歳の決断」に投稿された感想・評価

maverick

maverickの感想・評価

4.6
想像していた以上に素敵な映画だった。LGBTQの認識を広めるという意味でも本作は評価される作品。女の子として生まれながらも、自分は男なんだとはっきりと自覚する主人公。どんな障害があろうとそれを乗り越えようとする主人公と、大きな愛でそれを見つめ支える家族との話。主人公レイを演じたエル・ファニングの熱演ぶりに圧倒される。最初はエル・ファニングだなという可愛らしさがまだ見えるのだが、だんだんと男性らしく変わってゆく様に驚かされる。それは髪型や服装で誤魔化すだけの安っぽいものでなく、仕草や表情、そして心までもが男になっていると感じるほど。僕は男なんだと苦しむ胸の痛みが彼女から伝わってきた。その母を演じるナオミ・ワッツがまた素晴らしい熱演で。娘として愛して育ててきたのに、息子として今度は受け入れなければならない複雑な心の内を表現していた。本作が安っぽいなどと微塵も感じないのは、こういう状況に置かれた人々の気持ちに立って書かれているような脚本と、実際にそういう気持ちで演じている役者の嘘偽りないような演技とがあるから。受け入れようと、我が子の気持ちを尊重しようとしながらも、何故なのという悔やみや苦悩とで激しく葛藤する家族の姿に胸が痛かった。LGBTQが広く認識され、受け入れられるようになった今だけど、我が子や家族の一人となればそう簡単にはいかない。愛しているからこそ、それを受け入れることが出来ない。そうだろうなと思う。本作は少々複雑な人間関係でもあり、主人公レイは片親。母親の母である祖母はレズビアンで、そのパートナーとの4人で暮らしている。母と父はレイが生まれる前に離婚しており疎遠。こうした人間関係はアメリカの今を写しているのだなと。LGBTQに限らず、アメリカらしい作品性である。自分らしく生きること、それを後押しする作品性が素晴らしい。誰に恥じることなく、アイデンティティを持って生きなさいと。とても感動的で、勇気を与えてくれる。エル・ファニング、ナオミ・ワッツ、スーザン・サランドン、その他の出演者全てが良い演技。あぁ、良い映画を観たなぁ。
しゆり

しゆりの感想・評価

3.2
自分の子供の恋愛対象がどの性でもなんでもいいけど、やっぱり手術を伴う治療をするってなると心配にはなる。
どうして同じ性に生んであげられなかったんだろうと責めるだろうし、治療による身体への影響を考えると…難しいね。
みぃ

みぃの感想・評価

3.6
心と体が一致しない複雑な思い
本人じゃないと分からない苦悩は
他人には理解出来ない
それは家族でも

親は親なりに理解しようとするが
どうしても事実を受け止められず
悩み苦しみ自分をせめる

本当の自分になりたい!

すべてを受け止めたとき
家族の絆はより一層強くなる
レズビアンの母親と性同一性障害の娘を家族にもつ主人公。
自分には理解できない価値観を持った家族への戸惑いと、それでも家族のアイデンティティを尊重してあげたい気持ちとで板挟みにあいながらも、自身も打ち明けられない秘密を抱えながら迷う、迷う。本当に家族を愛してるからこその苦しさが伝わってくる。
おばあちゃんは自由奔放に生きてるようで、そっと家族の背中を押してあげる姿が素敵。
子供も他人には伝わらない感情に苦しみながらも、自分が生きる世界を必死で作ろうとしている姿がたくましい。
nuts

nutsの感想・評価

3.0
2020-8

思ってたほどの作品ではなかった。
本来の自分になるための葛藤だったり家族の思いがもっと強く描いて欲しかった。

ラストのように皆んなが受け入れて幸せになるのが一番の理想だけど、そこまでいくのにいろんな物語があるのだと改めて感じた。

エルファニングが可愛すぎるから、正直ちょっとむりがあるキャスティングだったかなという印象。
『アバウト・レイ 16歳の決断』
アバウト・レイでも16歳の決断でもなく、レイの周りで右往左往する大人達の決断が主軸。原題『3 Generations』は非常に良いタイトルだ。邦題を考えた奴は死ね
内容に関してはTGに無理解な父親を露骨なほどステレオタイプに描きすぎて作品の舵取りを誤った感が否めない
シバキ

シバキの感想・評価

3.5
7 / 2020

エル・ファニング本当に男の子みたい。
演技の幅広くてすごい。
可愛い男の子でツボでした。
エル・ファニングちゃんのFTMの役が気になって、ずっと観たいなぁって思っていた作品♪
やっと観れたよー😆

NYに住むFTMのレイは、レズビアン婦婦のおばあちゃんズにヘテロ女性の母親と4人暮らし🗽
はやくホルモン治療を始めて、自分にとって自然な姿で新しい生活をスタートさせたいって願っているのだけれど、それには両親のサインが必要で…✍️
でも母親が、別れた元夫(ボーイフレンド?)にサインをもらいに行くのに躊躇うのには、理由があって〜という物語。

で、息子と母親とおばあちゃん、性別とか性的指向とか異なるそれぞれの立場で、考え方とか思いとか悩みとかを、対比させながら描きたかった映画なんだろうなっていうのが、それとなく伝わってきました。
観る前に、もっと賑やかしいバタバタしたヒューマンドラマを想像していたら、割としっとりと人物の心情を丁寧に描いている作風だったので、落ち着いて色んなことを感じながらゆったりと観れて良かったです🌿

感情表現豊かで多感なお年頃のレイ、念願のホルモン治療が始まって心の底から切実に喜ぶ姿には、観ている側まで嬉しくなって思わず涙が出そうになりました…💖
エル・ファニングちゃん、キュートだけどしっかり男の子で、日本語の字幕表記の細かいところも気が配られていて良かったです✨
母親の過去は、色んな人がいて色んな人生があるので、こういう事もあるんだろうなって思いました。
実際に、色んな過去や悩みを抱えながら子育てされてるシングルマザーの方って沢山いる筈だし、彼女が特別ってことでもないんだろうなって思いました🕊
挙動不審行動で車当てられても、それについて何も言ってこないマシュー優しすぎるー😂

原題の3 Generationsと邦題のアバウトレイは、元々3
Generationsのタイトルで制作していたところを公開前のトロント国際映画祭でAbout Rayとして発表した後に公開中止になって、そうなる前に日本でも公開する予定があったので、その時のタイトルがそのままになっている…とかなんか複雑な経緯があったみたいです。
アバウトレイも悪くないと思うけど、3 Generationsの方が多様性をよりフラットに表現している印象があって、時代に合っている気がします💫
副題の16歳の決断っていうのは、日本で同年にネット公開になったLove,サイモンでも17歳の告白とかなんか似たような副題付いてたけど、流行か何か?🤔
個人的に、年齢はどうでもいいっていうか…自分のジェンダーやセクシュアリティーと向き合うのは何歳からでもいいと思っているので、自分には今ひとつピンとこないネーミングセンスでした。

海外のInstagramで、最初ボーイッシュな女性風の外見のFTMの方が、どんどん毛深くて精悍な男性になっていく過程をアップしているのを見ることがあって、レイもこれから徐々にモッサリ逞しい兄ちゃんになっていくのかな〜って想像してしまいました🌟
見た目が美しいとかそういうことではなく、外見って、ありのままの自分を人に伝える為に、一種のコミュニケーションツールというか、大切な要素だなって感じます。
多くのトランスジェンダーの方が抱えている課題とか思いとか、身近に当事者の方がいたり自分がそうだったりしない場合には、中々リアルに想像できない事も多いなぁって思います…
アバウトレイの様な、登場人物の気持ちに寄り添えながらも、ほっこりと温かい気持ちになれる、トランスジェンダーが登場する映画、もっと観たいです🌿

レイと、幼い義兄妹達との、純粋で素直な会話のやりとりが可愛くて、一番好きなシーンでした💞

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2020.1.25 TSUTAYA TVにて鑑賞🎥
ko

koの感想・評価

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【ドラマ 思春期 家族 LGBT】
女の体で産まれた男 トランスジェンダー
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悩む母親
女性の体で生まれた男性の話。
エルファニングが良い。
当人からすれば単純な話なのに、どんどん複雑になっていく感じが、モヤモヤするけど、とても良かった。
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