キングジョー

ロサンゼルス女子刑務所のキングジョーのレビュー・感想・評価

ロサンゼルス女子刑務所(2014年製作の映画)
1.8
また、つまらぬ物を観てしまった…。

男なら、車高の低さは知能の低さ
女なら、ガードの低さは知能の低さ
『蜜の宮殿』『パラダイス刑務所』など、アサイラムの巨匠を自認するジャレッドコーン監督作品。先の2作でかなりの時間の浪費を強いられたので、毒を食らわば皿まで!と鑑賞した次第。こうなったら本作をまだ観ぬ方の為、少しでも被害者を減らす為、小生が人柱となり徹底的にレビューします。
チェロの低音に乗ったロス市内から郊外の住宅地へ移る俯瞰の映像で始まります。この監督、オープニングだけは上手いです。チェロの低音が心地よいのと、お金かかってますアピールがいじらしく期待が膨らみます。すると一軒の家にパンします。ここにそのチェロを弾く本作の主人公のアナがいます。タンクトップにショートパンツ姿で巨乳をチェロに押し付けております。困ったちゃん眉が観るもののS心を刺激します。『パラダイス女子刑務所』の小生意気なプレデターといった顔つきの主人公と比べ、こちらは当たり感ハンパないです。そこへ汚いタンクトップの義父が登場。酒瓶片手にスケベそうな目つき。チェロを取り上げ、すかさず平手打ち!一切の会話がないので少し話が早すぎる気もしますが、まぁいいでしょう。服を剥ぎ取りレイプしようとした時、アナがおっさんを蹴り飛ばします。吹っ飛んだ父親は棚の置物かなんかに頸動脈を切られ死亡。早い早い早いよー。駆け足過ぎる、と不安になりますが、こちらのお目当ても女子刑務所の話。製作陣と利害一致でよしとしましょう。安い裁判シーンで母親の嘘の証言により4年〜9年の女子少年院行き確定。ここらへんから少年院入りまでぱっぱと駆け足なのでアナの困ったちゃん眉を楽しみましょう。そして刑務所(ここで気づくが舞台は刑務所じゃなくて少年院。タイトル詐欺確定)お決まりのアナル検査。主人公とあわせ3人がケツを並べて咳をコホンっとやりますが、一人どう見ても少年院じゃない女性が混じってます。まぁ、ガリガリなんでヘロイン中毒患者で老けて見えることにしときます。刑務所内の描写は本物の監獄を使っていてリアルです。『パラダイス〜』のやっすい倉庫もどきとは違います。そしてアナも無事、檻房へチェックイン。相部屋の少女と何やら話します。普通、収監初日などは不安で眠れないものですが、アナは肝が座っているのかぐっすり寝入ります。その寝顔を見ながら部屋の相方がオナニー。また何やら嫌な予感がします。運動場で白人グループに少し絡まれ、食堂シーン。何か起きそうな予感。やはり、運動場のグループが絡んできます。ウチらの仲間に入りなよー、とか何とか。ただメンバーたちのタトゥーがダサい。首にでっかい蜘蛛とかL Aとか入ってます。白人至上主義のシンボルであるハーケンクロイツの代わりに入れたんでしょうが、ダサい。地元が名古屋なら「えびふりぁ〜」とでも入れるつもりだったんでしょうか。アナはキッパリ断ります。だってタトゥーがダサいんだもん。でも、アメリカの刑務所では人種ごとに派閥があるから、身の安全の為にとりあえずどっか入るもんなのにバカだなぁ。そして案の定リンチを食らいます。リーダーの「顔はやめときな、ボディにしな」のセリフが入ります。三原順子か。ゆるいリンチの後、医務室に行った主人公、女医から腹を見せろと言われ乳を見せます。女医から診察とアドバイスを受ける間じゅう乳を放り出してますから、こちらは字幕が全く読めずなんの話してるのかさっぱり。ところがこれ。巨乳は巨乳なんですが、明らかにシリコンの入ったいびつな形の偽物。しからば乳首は!とガン見しますが、こちらも全然エロくも面白くも何ともない乳首でがっかり。その後刑務所長に軽く迫られ部屋で泣いていると今度は部屋の相方が慰めるフリしながら迫ります。しかし、アナはこちらはあっさりOK🙆‍♀️。どういう基準?ダサい曲の間、結構な尺でレズります。
再び運動場。今度はアナ、黒人少女たちにゆるく絡まれます。サッカーボールを頭にぶつけられたりします。何を思ったかアナは三原順子の元へ。しかし阻んできた手下と猫パンチの応酬。看守にとめられます。すると三原順子が「あんた、見直したよ」ときます。仲間に入るかい?アナがコクリ。で仲間になりたきゃ黒人グループのボスをヤリな。と言われてまた猫パンチ。看守に裸にむかれ独房入り。所長に独房2ヶ月にするぞ、と脅され頭をつかまれブロウジョブ。檻房戻って今度は三原順子とレズ。
その後所長に何度もレイプされたり、ヘロイン中毒になったり仲間に見捨てられたり。ヘロインで落ちていくとこなんかは、なかなかリアルでよかったなぁ。いろいろありましたが、最後は分かりやすい変態所長を分かりやすい罠にかけて大団円。アナもプロのチェリストとなりエンド。ちょっと感動w