きょむ

ノーマル・ハートのきょむのネタバレレビュー・内容・結末

ノーマル・ハート(2014年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

割と淡々と進んでいくというか山場とかオチとかそういったものが無かったけど、それが良かった。
ネッドがフェリックスに初めて会った時に「オー...キュート」て言うんだけど、ほんとそれぐらい美しいんだよマットボマー。
病気を発症していないときのラブラブな二人がほんとに可愛くて楽しそうで、だからこそどんどん衰弱していくフェリックスを見るのが辛かった。
ほんとに減量して役作りしたらしくて、もうリアルに病的な痩せ方してて。
ネッドのやり方っていうのは共感できる部分もあるけど、常識的に考えれば代表の人の言う通りだと思う。
市長がゲイだってことを本人の許可もなく公表しちゃいけないよ。
でもなんの進展もしてくれない政府に対して焦る気持ちはわかるんだけどなあ。友人が何人も死んでいってるのを目にしてるわけだから。
フェリックスの最期の場面も美しかったな。痩せこけて動けなくなってるんだけど。
フェリックスのおかげでネッドとネッドのお兄さんの関係も戻ったし、辛いけど辛いことばかりではなかったのかな。
ラストのシーンで代表の人も亡くなったっぽいし、ほんとに政府の対策が遅かったんだなっていうことと、同性愛者の病気だから関係ないって見て見ぬふりをされるってのもリアルだったんだろうなあ。
きょむ

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