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残侠あばれ肌のmitakosamaのレビュー・感想・評価

残侠あばれ肌(1967年製作の映画)
3.1
東映YouTubeより。梅宮タッちゃん主演のヤクザ映画だが、比較的にシリアスで硬派な内容だったね。

冒頭でいきなりクライマックスの様な殴り込み。逮捕され5年後に出所した所から始まる。随分と早い出所じゃのう。
収監前に別れた女を訪ねて小田原に。
そこでたまたま組同士の構想に巻き込まれて、またまた客分に入った組がかなり悪徳で漁村に圧力をかけている。

この辺も脚本の工夫が感じられるね。普通はいきなり正義の側に組みするものだもんな。

ココで同じ客分に“まな板のヒデ”ってのも現れる。こいつが2.5枚目で良いキャラだ。こいつが居るから話が成り立つ感じ。
コメディリリーフっぽくて頼りにもなる。
状況を知らないタッちゃんに説明する役で、映画の解説役も兼ねてるね。

悪い組からは脱し漁村の味方に。だが敵側も助っ人に病弱な兄貴分(池部良)を補充。
池部良ってこんな役ばっかりだな。

結局みんなで殴り込み。5年前と同じく、知り合った飲み屋の女将を置いて逮捕される終わり方。
惚れた女の為にその場を去るという格好いい終わり方ですな。当時はこういうニヒリズムがが喜ばれたんだろうなぁ。僕にはサッパリ理解出来んが(笑)
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