エイプリルフールに是非!
いやぁ、面白かった。さすがは、リーガルハイのコンビ。いくつもの話が並行してつながっていくのですが、その話の一つ一つが無理なく交差していく。
得意技のギャグも遺憾なく発揮され、会場はドカンドカンと大爆笑。
特に、窪田くんのゲイネタなんて、腹がよじれるくらい面白かったです。
戸田恵梨香のメンヘラキャラも板についてました。
テレビの笑いを映画に持ってくると失敗することが多い気がするんですが、いやぁ、古沢さん脚本の映画はハズレがないなぁ。
ちょっと残念なのは、いくつかの伏線が回収されなかったこと!これは人気出るだろうから、スピンオフに期待かな!
オススメです!
…というエイプリルフールです。
全部、ウソです。
『リーガルハイ』のコンビ、しかも大好きなドラマ『デート』でも同じ脚本家、演出コンビで、何でこうなっちゃうのか。
映画では過剰な演技を付けるのが一般的なのかな。広告代理店出身のクリエイターが作る面白くない方のコメディのように、顔芸で笑わせにかかってくる。
残念ながら、ウケ狙いの演技はただただハズれ、寒々しい気持ちに。
話の一つ一つも、オチありきで設定されているような気がして、とっ散らかっている印象。
ギャグもそうだけど、泣かせようとしているシーンも見え見えで、音楽もありきたり。笑いと泣きを狙っているシーンが出てくる度に、どんどんテンションが下がっていく。
キャラ付けもどうかなーと。コミュ障は病気なんすか。コミュ障とメンヘラは違うと思う。あと、前半と後半で、戸田恵梨香のキャラが違いすぎ。
たまたまカバンに入ってたアレを、気負うことなく使っちゃう奴って、やっぱりヤバいだろ。
あと、ゲイネタも全然いらない。松坂桃李のヌードシーンと言い、女性ウケを狙っていったのかもしれないけど、「こういうの好きなんだろ?」的な制作側のしたり笑いが透けて見えて、気分が悪くなりました。
古沢さん脚本作品が好きなのは本当です。でも、それはテレビドラマに限った話で、ALWAYSの続編も、探偵はBARにいるも乗り切れなかったのを思い出した。「テレビは脚本家のもの、映画は監督のもの」という話を聞いたことがありますが、石川監督の悪いところが出ちゃったのかな。
唯一、スゲェなと思ったのは、しっかり全ての伏線を回収したこと。思い浮かぶ限りの謎は全て解決してくれて、それは気持ちよかった。
役者さんも見事だったと思いますー。
というウソ。