年ベスに入れる人も多いが映画館で見逃してた作品。テイスト的に好みではないが、面白いのは分かる。こういう、自国の歴史を意識しながら、とことんエンタメに振り切って、楽しませるアクション映画は、日本でも求め>>続きを読む
黒岩勉×塚原あゆ子で、優れたキャストを招いて、何で、こんな作品になっちゃうのか…。いや、僕自身の過去の評価からすれば妥当なのだけど『キングダム4』『ラストマイル』と今年の実写映画興行1位2位のクリエイ>>続きを読む
基本的に気持ちよく寝てしまったのだけれど、ドキュメンタリーにも関わらず、構図が計算され尽くしていて、生身の人間たちがカウリスマキ作品の登場人物のように見えた。一つの映画館が、ローカルに及ぼす影響の大き>>続きを読む
思ったより、タイトルの疑問がストレートに投げかけられる展開で、『エンディングノート』などと同様に、家族だからこそ撮れる映画。本作が小規模ながらヒットしているのは、誰しもが他人事に出来ない現実だからだろ>>続きを読む
BRUTUSの映画特集の表紙になったくらいなので、どんな映画愛が伝わってくる内容なのかとワクワクして観たら、終始、自分よがりな男子高校生のワガママに振り回される話で、笑えるけど、イライラの方が強かった>>続きを読む
どなたかが書いてた通り、まさに"無"ファサ。前日譚が描かれる理由も、それをバリー・ジェンキンスが監督する必然性も、ましてや父母をドナルド・グローヴァーとビヨンセが演じる意味も、そもそも実写に寄せたCG>>続きを読む
94歳にして、この軽やかさはイーストウッドが俳優としても現役だからか。よくある法廷ものではあり、行き着く道筋は序盤で予想されてしまうが、面白く観せるのは巧みな演出力あってこそだろう。人物造形も見事で、>>続きを読む
ル・シネマメイン公開ということで、バス・ドゥヴォス監督のような出会いを期待していたら難解さ、ハイコンテクストさは更にマシマシ。ストーリーとして分からないでは無いが、作り手は意図的に肝心のシーンを省略し>>続きを読む
『西湖畔に生きる』にピンと来なかったのはグー・シャオガン前作未見だから?と思い、観に行ってみたが、これまたピンと来ず。ゆったりリズムでドキュメンタリーのごとく、大家族の母の誕生日から葬式までの期間にお>>続きを読む
アニメ表現も音楽も凄くて、そりゃヒットするわと思うが、前作以上にストーリー展開が雑。続編としてアナ雪2、インヘ2の成功を活かせていない。そもそも、モアナの冒険の目的が、今のご時世、適切なのか分からない>>続きを読む
黒沢清っぽいホラーがたくさん出て来ている中では、1番近さを感じるスリラー。描かれていることに『Cloud』と同時代性も感じるし、終盤の荒唐無稽さはむしろ、超えたとすら思える。酒井善三監督の前作『カウン>>続きを読む
ほぼ初の長編でここまで作家性の強い映画を撮れるのは、やはり地力の強さを感じる。内容的に、Amazonパワーで、もっとロケを入れて本格SFにも仕立てられたであろうところ、観客の想像に任せきるのも良い。豪>>続きを読む
まずは、やっぱりリドスコ凄し。これだけ大掛かりな作品を飽きさせず、楽しませ続けるのは老練の匠。小難しくなりそうな話を絶妙に避ける。そして、ちゃんと、『最後の決闘裁判』以降の映画になっている。『ナポレオ>>続きを読む
スタッフ・キャストは盤石たる布陣なので脚本家の力がめっちゃ問われる構成だけど、既に配信済みだった生方&蓮見作品に続く根本作品も全く違う方向に展開して面白かったし、その後の奥山作品もメタを加えていて面白>>続きを読む
予告編からの想像とは違う話っただけど、泣いてしまった…。あの"September"はズルいわ…。あの9月の思い出は…。アースの歌が、この作品のためのものと思えるほど合ってて、歌詞の12月も絶妙だし、海>>続きを読む
なるほど森井勇佑監督を自由にすると、こういうテイストに。1シーン、月を見る場面に感動してしまったのと、Bialystocksの音楽と飯岡幸子の撮影が素晴らしかったので、それだけで映画館で観る価値はあっ>>続きを読む
日本版『ファーザー』な認知症高齢者視点の虚実入り交じる話かと思いきや、これは、なかなか読み解き甲斐がありそうな。長塚京三演じる元大学教授が、天才柳沢教授ぽい規則正しく清廉潔白な紳士然としているので、い>>続きを読む
噂で聴いてた話と違うぜ。コメディじゃん。なんだよ、この乾いた笑いの連続は。設定からしてどうかしてるし、展開もおかしいし、アメリカの警察もFBIも頭が悪過ぎる。娘をスター役に据えて何をやってるんだシャマ>>続きを読む
なるほど、片山慎三監督「ガンニバル」の成果をこのような形で…。凡ゆるジャンルを横断する作品になっているので、世界市場に向けての顔見せとしては適切だし、その手腕たるや間違いないのだが、いかんせんテーマと>>続きを読む
見事なアナ・ケンドリック初監督作。彼女自身のパブリックイメージも上手く活用した作品になっているが、実話ベースだからこそ、過度にスリリングに見せるシーンの評価は難しい。内容以上に、filmarksの感想>>続きを読む
フィギュアスケートを通じて #ぼくのお日さま と接続し、偶然の出会いからのロードムービーとして #石がある につながり、死を予感させ続ける一時的な愛の話として #スパハピ につながる。2023年の作品>>続きを読む
まさかジョーカーに号泣させられる時が来るとは。ダークナイト三部作や前作からの観客の予想を裏切り続ける2時間半からの、あのラスト。前作の大ヒットからのこれは、トッド・フィリップス、あんた、凄いよ。圧倒的>>続きを読む
ョン・ワッツ監督×ジョージ・クルーニー&ブラッド・ピット主演とくれば失敗しろという方が難しい中で、ちゃんと面白かった。スパイディの経験があるんだから、もう少しアクションの工夫が欲しかったけど、終盤の全>>続きを読む
批判的意見も見たから、どちらかというと良いところがあれば誉めたい(長編劇映画は初だし)と思って観たけど、終始、嫌悪感。映像としては見る所はあったけど、これを映画として評価できる人は、思想が偏り過ぎてる>>続きを読む
秩父舞台の青春三部作は、作品を追うごとにテンションが下がっていったものの好きではあったのだが、本作はガクッと下がった。基本的に高校生までのファンタジーを交えた物語しか書いて来なかった作家が無理してそれ>>続きを読む
観て良かったとは思うけど、2度と観たくはない。アクション映画としての興奮は無いし、人間ドラマとして人物を深く描くことも無いし、絵面としても今のアメリカの現実と世界各地の戦地の現実の組み合わせに過ぎない>>続きを読む
なるほど #石がある と並べて考えたくなる、川の流れや海の流れを感じる映画。前半と後半で時系列は入れ替わるが、赤い帽子視点では、自然に人から人へ流れ続けていく。その流れは残酷にも留まることはなく、人は>>続きを読む
ティム・バートンが手癖で思い付くままに作っていったような作品だが、前作を観てたら感じ方も違うのだろうか…。『ウェンズデー』のような魅力的なジェナ・オルテガを期待しただけに普通の役で残念だった。これが現>>続きを読む
『哀れなるものたち』ヒットの褒美で、ランティモスの思想から来る「物語」を実体化したのであれば、アリ・アスターの『ボーは…』に通じるような。観てて楽しくは無いが、観たことのないものを観れた興奮はある。と>>続きを読む
アクションはとにかく凄い!日本映画でトップ級に興奮するアクションが出来てると思うし、工夫はハリウッドにも引けを取らない。ただ、相変わらずドラマパートが…。味なのは分かるが、内輪っぽい冗長な会話は観てい>>続きを読む
ndjcで観て以来、次回作を楽しみにしていた道本咲希監督の長編が観られて嬉しいし、その出来が素晴らしかったので更に嬉しい。才能を持つ人に嫉妬した経験がある人は誰でもグッと来てしまう一本。才能を持つ人の>>続きを読む
なるほど、Chime×蛇の道であり、 #ベイビーわるきゅーれ だ。これがアカデミー賞候補は驚きだけど、面白いことは間違いない。あと、転売ヤーの虚無感を描くなら黒沢清のテイストはぴったり。安易な批判では>>続きを読む
前作を観てない人間としては、自然豊かながら限られた特産品に住民たちが依存する中での複雑な人間関係を映した序盤は楽しめたのだけれど、途中から、あるある過ぎる話で退屈になってしまい、終盤は予定調和にはなら>>続きを読む
素晴らしい。こんなに劇伴の印象が無い映画は久々。ろう者の親と聴者の子を描いた映画ながら、決して台詞が少ない訳では無いが、説明台詞は削られ、会話と表情で関係性を理解させる。無音の使い方も凄い。音の無いシ>>続きを読む
事前の評判から想像した作風とは違った。所謂、地方映画のテイスト。観たことない俳優の中に、所々、バイプレーヤーが居る。演技や演出は、20年代の邦画と違う。でも、それが、現代における時代劇の立ち位置を描く>>続きを読む
【2回目】
早速2回目をヒュートラ渋谷シアター2で観て、見やすくはなったが、評価は変わらず。ああいう少女も先生も不自然ではなく、時代背景(自然に車のカセットから洋楽をえらぶ少年の描写よ…)を考えると、>>続きを読む