公開当時、自分好みなあらすじや顔ぶれでわっくわくで楽しみだった作品。
当たり外れ多い脚本家さんではあるけど、この映画はハズレの方でした。
上手い脚本とか伏線回収がうまいとか言われてるけど、こういうただ謎散りばめただけの後出しジャンケン的なのは伏線回収とはいわないしすんごく苦手。キャラクターの行動も謎だし…期待値あっただけにがっかりやった…。
結構早い段階で皆の『嘘』が明かされるんだけど、タイトルや宣伝文句のせいで『嘘』があるって前提で見てるからその『嘘』たちも「でしょうね」って感じで意外性はないし、それ以降あんまり嘘をついてくれないのが物足りなかった。ただ『ある嘘をついてた人』が結末に着地しようとしてるだけだから、構成としても下手なんじゃないかなぁ…。
あと無理にハッピーエンド風にしなくていいのになと思ったり。
ただ人数に比例した分の多い問題をやっつけ仕事的に淡々と順番にこなしたら尺を稼げて映画っぽくなる。それだけ。それ以上も以下もない。
退屈な時間多かったけど好きな俳優さんが多数出てたからか絵的には見れたのでこの点数です。
