いろんな教育論が蓄積してきて、いまはこれが最善の教育論のひとつなのかもしれない。
子供にプレッシャーをかけずに甘やかして教育することは人によっては受けいられないかもしれない。「そんなことしたら、プレッシャーに弱い大人になって、プレッシャーをかけられたらポキッて折れてしまう。」と思うかもしれないけど、人間がポキッて折れてしまうプレッシャーをかけてしまう世界、社会というのが問題なのかもしれない。
一番、不憫なのはプレッシャーをかけられて育てられてきた人たちが親や上司や、先生になったとき。その人たちの信じてきた教育論や受けてきた教育論、しつけが、今の時代ではパワハラになってしまう。決して、その人が全部悪い訳ではないし、その人なりの優しい気持ちであるはず。
この映画をみると、お父さんや、学校の先生が本当に悪者にみえる。少しかわいそうになるぐらい悪者にしたてあげられている。こういう偏った描き方はイヤやなーと思ってみてた。
もちろん、それはさやかちゃんの視点なので、すこし主観による補整で悪い方向に見えさせてるかもしれない。
でも、さやかちゃんにはそう見えているのは事実だということ。事実はさておき、そう見えてるのは、事実。そこが大事だし、それが怖い。
後輩や、子供のいる人はそういう観点で一見することをおすすめ。気分を害することもあるけど。
それでも、間違いなくいえることは、学校の先生は言動はともかく、していることは間違ってない気がするし、先生がさやかちゃんを奮起させた事実は間違いない。
教育論に絶対はないけど、色んな引き出しをもつべき。