フォーカスのスカートはいたエイリアンのネタバレレビュー・内容・結末

フォーカスを逸らされて、最後にはあっそれを忘れてた！ってなりました。


安易な感動に落ち着いたあたり、割と小規模でベタな話。あるエピソードがいかにもな重要さで語られるから、その時点で物語の落とし所は分かってしまう。ジェスの思惑にも肩透かしを食らうこと間違いなし。
あの初老の男とのやりとりに時間をかけすぎて、いかにもミスリードさせようというのがなんとなく透けて見えてしまったのも残念。あのシーンだけ浮いていた。

予告編で大風呂敷を広げているような感じだけど、ニッキーが統括している詐欺師集団は思ったよりもお堅い組織だし、堅実で破綻がなさそうに見えた。実際こんな風なのあるかもと思わされた。
でも、ジェスが教えてもらったスリの技をアレンジしながら美しさで男たちを油断させて、次々と時計や財布やジュエリーを手中に収めて行く様は鮮やかで痛快で、わたしもできるようになりたい！と憧れてしまった。ジェス役のマーゴット・ロビーの愛嬌と美しさでかなり画が持っていたと思う。それくらい笑顔が魅力的だった。
でも字幕があんまり上手じゃなくて、せっかくお洒落な雰囲気なのにところどころ台無しにされていたのは本当に残念だった。

二回目観たんだけど、ちゃんと最後のシーンで時計を、盗むところがはっきり映っていてよかった。