このレビューはネタバレを含みます
サノスが言う。「宇宙の資源には限りがあるのだから、生命が増大する一途をたどれば、いずれ生命全てが滅びる」と。この考えの基サノスは、宇宙に生命のバランスをもたらそうとして、インフィニティ・ストーンによる生命の半分の抹消を心みる。この考えは、差別や区別なく、全て平等に選定されるという点で魅力的である。この大目的の為にサノスは、娘を犠牲にする、そしてその際に涙を見せるという人間的姿を見せる。サノスの本心は何処にあるのか？彼は本当に倒されるだけの非情な悪役なのか？いろいろ疑問点はある。彼は無印アベンシャーズで既に姿を見せており、MCUフェーズ1の時から予定されていたラスボス的キャラクター。故にその描き方には注目なのと同時に、彼の思想や理想に間違っているという具体的反論がエンドゲームで為されると期待したいところなのだが、どうなのだろうか？
