もはや予習なしでは絶対に観られない為3点台。
予習ありの点数なら4.3。
これだけのヒーローをバランス良く出演させ、そしてキャラの持ち味を存分に発揮させた監督の手腕は大したもんだ。
マーベル箱推しの人にも推しメンありの人にも納得のいく映画になっている。
それは誰もが観る前から完全敗北を知っている中で、それでもヒーロー達全員が"いずれかのシーンで必ず勝っている"から。
事前情報からの「どうせ負けるんでしょ」っていう敗北の意識が強いお陰で、ピンポイントでの勝利が嬉しくてたまらないんだよね。
でもサノスというラスボスにやっぱり負けてしまって…もちろん悔しい。ただ、どこかもう天晴れなんだわ。
気持ち良いくらいにサノスが強い。
ここがエンタメとして最高。
サノスのストーリーをかなり削ったそうだけど、それでもここまでの圧倒的存在感を出せると自信があったのだろうね。
まるで北斗の拳のラオウのような、ある意味主人公感すら漂う漢に仕上がっていた。
ラストシーンの表情なんてギャグみたいなもんだけど、でもカッコイイ。
ここまで前編として良く出来てると、後編は卒業のメンバーも出てくるようだし最高の結末を本当に感じさせてくれちゃうよな。
この一年、長いぜぇ〜！
