k2019

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのk2019のレビュー・感想・評価

5.0
公開時にはもちろん映画館に観に行きましたが、レンタルが開始されてまた観て、エンド・ゲーム観たらまた観て、何度でも面白いし、観るたびに色んな発見があるマーベル作品。

しかしこの作品は、映画館で観た時は「えええ!?」感が・・・忘れられない感覚です。
私は公開される映画について、いろいろ詮索して観るほうではないので、インフィニティ・ウォーが前半・後半作品になっているということまでは思っていませんでした。
あとで、「そういえばインフィニティ・ウォーの次の作品があるらしいツイッターを見たような・・・」とは思いましたが。

作品の先読みをするより、何も知らされずに作品を観る観客に徹したい派なので気にしてませんでした。

それだけに、観終わったあとの「えええええ!?」感。

この「えええええ!?」感は劇中の、残されたヒーロー達の気持ちと一緒だったのではと、思ったりします。
あの、長い戦いを、むちゃくちゃ不利な状態を、最後の最後まで「いや、何とか一発逆転を・・・!」と願いつつ観て最後の最後で。

あの瞬間は、本当に
本当は「えええええ!?」感、などというおちゃらけた言葉では表せないのですが。

「茫然」という言葉は日常ではそうそう表現することはない状態で、「茫然」という言葉を使う時はよほどのの「事」が起こった時にしか使わない言葉だと思いますが。
インフィニティ・ウォーのラストは、まさに「茫然」。

それでいて単にがっかりではなく、劇場を後にする時
どことなく、心の中に再起するための火種のような気持ちが残ったのも印象的でした。

普通は、負けたら悔しいものだし、気持ちは凹むものだと思う。
でもまだ次に続くとわかっているせいか、ラストより次への、複雑な、小さな感情が残ったのが、この作品と、このシリーズの素晴らしさだと思います。
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