ハリボ

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのハリボのレビュー・感想・評価

4.4
【2020年90本目】

人類は初めて知る。その感情の名は『絶望』。



公開当時、8人くらいのMCU好きと
集まってみんなで見に行く計画を立ててたんですね。
グループラインを作って、ラインの名前もアイコンもそれぞれの推しヒーローに変えて、

キャプテンアメリカ:
日曜サノス来るからアッセンブルしよ?
(日曜インフィニティウォーみにいこ?の意)

ブラックパンサー:
ワカンダフォーエバー!!!
(かしこまりましたの意)

みたいなやりとりで盛り上がってたんですよ。
しかし、前日がこのグループメンバー含むサークルの結構大きな飲み会がありまして。次の日の集合時間、一人のヒーローからラインが。

ドクターストレンジ:
二日酔いで頭がガンガンするほで自宅療養したいです…

絶妙な誤字が、アガモットの目をもってしても完治に至らなかったと察しました。
その後も、次々と「呑んだくれ・ウォー」のダメージでアッセンブルできないヒーローから連絡が。
かくして、僕らアベンジャーズは元々の半分、4人でこの映画を観に行ったのです。現実の事象で、映画のネタバレを食らったのは、初めての経験でした笑笑



前置きが長くなりましたが、本編!
何が起こるかわかっていても、この胸糞展開は唸る。初鑑賞後、レビューする気も起きず、そこから一ヶ月間くらいどうしたらサノスを倒せるかばっかり考えていた思い出。

シビルウォーで魅せた、ルッソ兄弟の交通整理能力は改めて高すぎると実感。
シビルウォーは一つのストーリーラインに全てのヒーローが絡むように作られていたが、
今作は3本のシーンが同時進行で進んでいく。常にスリーラインで進んでいくのがスッキリ見せるように作られてる。それでもゴチャっとはするが、わざとっぽい感じもあり絶妙なバランス。

改めて見ると、ジャンプ漫画みたいな週刊連載の一話をコミックスで見てるような感覚だなあと思った。あっち気になるし、引きあったら、こっち来たか。みたいな。

ガーディアンズとキャップの登場に感動したり、いいシーンも多いが、
正直、この作品だけを評価するのはかなり難しい。
一本の映画でこんなに絶望して、こんなに悔しさを感じるのは、それまでの積み重ねをまとめたインフィニティウォーのパワーだとも思う。難しい。でもこの評価、何故なのだろうね?笑笑

こっから1年間予告もネタバレも全て排除して、エンドゲームに臨んだ僕は、アレか?修行僧にでもなれんのか?偉いぞ、ハリボ。

このマラソンの終わりも近いぞ、ハリボ。
進め、最強のクライマックス、極大のラストを見届ける者として。
ハリボ

ハリボ