のり

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカののりのレビュー・感想・評価

4.2
いやはや面白かった。アベンジャーズ関連のシリーズの中で1番の出来。アベンジャーズシリーズ、キャプテンアメリカシリーズとアントマンを鑑賞済だと万全な状態で楽しめる。

ストーリーは主にアベンジャーズの分裂。アベンジャーズが国連の管理下に置かれるという協定に賛成派のアイアンマンチームと反対派のキャプテンアメリカチーム。さらにこれに利害が重なったり、勧誘したりして新キャラ達も参戦。
彼らの入り乱れた戦闘が歴史に残るほど名シーンだったと思う。あれほど多くのキャラの個性を殺さず、存分に活かしている。

他にも良いところが沢山ありすぎるので敢えて不満な点を。
今作ではエイジオブウルトロンで家族が犠牲になった市民に触れられるが最近ヒーロー物でこの題材はよく扱われる。犠牲者の遺族はこう思う、「私の息子、俺の妻は救ってくれなかった」と。それでアベンジャーズを恨む市民が出てくるわけだが完全にお門違い。それならアベンジャーズが何もしなかったら、恨んでる当人さえも死んでいたのかもしれないのに。このテーマが扱われると一見深いようでチープに感じてしまう。

あと、毎度の事だけどまたアイアンマンのせいで事態が悪化してるやんけ!ってツッコみたくなった。予告でも取り上げられてるアイアンマンVSキャプテンアメリカ&バッキーはアイアンマンに同情したけれど。他のキャラにも触れたいけどキリがないのでここまでに。

2016年公開の映画の中でも最上級の出来だったのでぜひ映画館で見て欲しい。
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