こう

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのこうのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

【個人記録用】
NY、ソコヴィアと激しさを増す破壊行為とその防衛の代償。アメリカの政府下では管理しきれないヒーロー達を、国連の提示するソコヴィア協定で管理する事で決裂するアベンジャーズ。ウィンター・ソルジャーとハイドラの洗脳技術を利用してアベンジャーズ崩壊を目論むヘルムート・ジモもまた、ソコヴィアの防衛活動で家族を犠牲にされた復讐者だった。

復習の連鎖とヒーローは管理するべきか否かの問題が上手くマッチしていて、決裂するアイアンマン、キャプテン・アメリカ双方の意見に理解出来るストーリー展開は現実で起こりうるような問題に寄せられていて考えさせられる。それぞれが自分の正義を信じてぶつかり合う中で、最後には復習の連鎖を止めようとするティ・チャラに好感が持てる。

アクションシーンはキャプテン・アメリカとウィンター・ソルジャーがFBIの兵士と衝突しながら脱出を目指すリアルな戦闘シーンから、空港でヒーロー対ヒーローの各個性を生かしたド派手なアクションまで楽しめて満足感がある。

最後にジモの自殺を止めるティ・チャラも印象的だけど、トニーが頼るピーターのヒーロー活動をする動機が、自分に救う力があるのに救わなかったら後悔するという、まるで今から止めに行こうとするスティーブの信念のようで、トニーとその状況の矛盾のようなものが面白い。
こう

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