とらキチ

ブラックパンサーのとらキチのレビュー・感想・評価

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
4.7
初回鑑賞時はIMAX 3Dにて鑑賞。
「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」の公開記念、リバイバル上映を2022年11月7日ミッドランドスクエアシネマにて鑑賞、再レビュー。
ワカンダ!フォーエバー!
MCU作品として初めてアカデミー賞のBest Pictureにノミネートされ、シネフィルで有名なオバマ元米大統領が2018年のお気に入り映画のひとつに選出していた作品。
ポストクレジットシーン、国連会議での陛下の演説
「地球に生きる仲間を家族として大切にします。もしこのまま対立の風潮が続けば、人類は存続も危うい。実際には違いより共通点のほうが多いのです。
危機に瀕した時、賢者は橋を架け、愚者は壁を造ります。他者を受け入れ慈しみ合いましょう。人類は、ひとつの民族として生きるのです。」
時は2018年、トランプ米大統領の時代。この言葉が非常に重い。コレを言いたいが為に製作されたのでは、とも思えてしまう。
チャドウィック・ボーズマンを始め、ルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラ、ダニエル・カルーヤ、ウィンストン・デュークと旬のアフリカ系俳優が勢揃いの作品。そんな中でも、個人的にカッコ良くて1番好きなのが、キルモンガー役のマイケル・B・ジョーダン!ヴィランとしてとても魅力的だったし、正直今作でお役御免なのがもったいないよなぁ…なんて思ってしまう。そしてそんな旬の俳優達をビシッと締めるアンジェラ・バセットとフォレスト・ウィテカーの存在感が堪らない。
ティ・チャラ国王陛下を演じたチャドウィック・ボーズマンは、当時既に闘病生活の最中だったのにも関わらず、そんな事を全く感じさせない気品と風格が、今思うと余計に悲しくなってしまう。
そしてMCUの作品時系列的には、この後ついに「インフィニティ・ウォー」へと突入していくのか…と思うと感慨深い。
あのサイ🦏(CG)の動きをなんかを観ていたら、つい「RRR」みたいなインド映画を連想してしまった。
新作「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」がとにかく楽しみ!きっと泣いてしまうのだろうなぁ…
ワカンダ!フォーエバー!
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