桜花

ブラックパンサーの桜花のレビュー・感想・評価

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
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シビル・ウォーでは、父王暗殺の報復のために動いていた若き王ティ・チャラが国際協調路線に踏み切り、インフィニティ・ウォーで地球のために戦うことが出きるようになるための導入のような作品。
反旗を翻したとはいえワカンダの同胞を(一人でも殺したかどうかは不明であるが)傷付けなければならない事態になってしまったことについてあまり陛下は悩まなかったようで何よりです。まあ、歴代の王が取ってきた孤立主義の歪みが産んだものなので仕方ないことではあるのだけれども。
シビル・ウォーで学んだ報復の連鎖を止めることをしっかりとキルモンガーに説いていて、MCU全体の流れはしっかり押さえている。
キルモンガーの抱える怒りはもっともなことなので、オシャレなマイケル・B・ジョーダンのルックスと相俟ってアメリカで人気を博するのも納得。
あと序盤のダニエル・カルーヤの冷めた目も印象的。親友面しといてあの冷たさは怖い。
アフリカ的デザインの近代建築群など視覚的にも十分楽しめ、IMAXで見る価値のある作品。
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