ラジオ子ちゃん

ブラックパンサーのラジオ子ちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

前回のソー然り、先代のやらかしを背負う跡取りシリーズが続いております
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「ブラパン、あんまり期待してないけど、
これを見とかないとインフィニティウォーを120%楽しめないだろうな」
そんなつもりで見たことを心よりお詫び申し上げます。
MARVELシリーズでガーディアンズの次に、このブラックパンサーが大好きになりました。
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敵の復讐の理由が理由なだけに、
王が背負っているものがものなだけに、
悪い奴を成敗して終わり!とはすんなりいかない題材。
これまで抑えられてきた権利を主張するために新たな運動が広まっている中で
強いものイジメのような風潮も目立ってきた世の中。
現実世界とクロスオーバーするような問題を提起しながら、
ここまで希望を見出すお話をみることができて大変光栄でした。
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まー登場人物みんなイケメン。
男も、女もね。オコエ様様です。
「アフリカの閉ざされた小さな国、ワカンダ?
どーせ質より量の途上国でしょ!」
なんて先入観があればあるほど、気持ちよくひっくり返されます。
ワカンダのみなさんは、いつぞやのチタウリとは違いますから。
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ワカンダで王になるためには通過儀礼が必要で、
血の繋がりだけの王位継承とは違う。
いくつかの民族が集まって、全員の同意の上で王が決まる。
挑戦者は王と闘い、勝ったものには王の権利が与えられる。
敗れたものは死、もしくは降参。そこがいいんだよね。
物語前半、ティチャラに挑んで敗れたジャバリ族のエムバク。
そんなエムバクに、ティチャラは死ではなく降参を促す。
この敗者への別の道、が巡り巡って自分の歩く道へとつながる。
後半、これまでワカンダと良い関係ではなかったジャバリ族が協力してくれた心強さといったら……!
悲劇を生んだアパートを支援の建物として使用する選択も最高です。
過去を負の遺産としない、ブラパンの心意気が好きです。
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世界一夕陽が綺麗な国ワカンダ。
通過儀礼の闘いの地の陽、水、光、風、土(雪も)。
それぞれの民族の装い(実在の民族をモチーフにしていることがわかる)。
絶対に勝てない大自然と、
資源ヴィブラニウムを駆使した絶対に勝てないマブすぎる技術。
そうなんです、ワカンダの人たちにはどっから責めても絶対に勝てないんです(3回目)
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#今回釜山のくだり丸々寝ていたのでスタンリーさん発見することできず……!
#要所要所のフォントと音楽も最高!
#やっぱりキルモンガーさんの鳥肌に鳥肌
#手榴弾の上に乗っかって余裕で止めるブラパンさんに胸キュン
#フォレストウィティカーさんのあのポジションの既視感
#独立国をやめて、世界に支援すると発表したティチャカに『農村になにができるというんだね』的な返しをするおっさんwwwwwwwwwww
#バッキーいいからwwwwwwwww
#次回、スマホから目を離さない反抗期グルートが活躍するインフィニティウォーでお会いしましょう