2時間後のていら

ブラックパンサーの2時間後のていらのレビュー・感想・評価

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
3.6
まずこのようなヒーロー映画が作られた事自体が素晴らしい。
今の社会、国際情勢、政治を反映し、フェミニズムや差別批判などが明確に取り入れられている。
とても現代的というか、まさに時代の変わり目にいるんだなぁと感じられる。
そして1つ目のエンドロールの後のメッセージが全てだな、と。
これから、人類がどこに向かうべきかを問われている。
難しい事抜きにしても、とにかくアフリカの伝統文化と未来テクノロジーの融合した映像のクールさに痺れる!
そして戦う女戦士たちのなんと美しいことよ…!
ロスの活躍も嬉しい想定外。
今まで、マーティン・フリーマンを使っている割に立ち位置というかいまいちどういう目で見ればいいのか分からなかったロスだけど、今回で好感度急上昇だし、白でも黒でもないグレーの魅力というのもありなんだなーと発見。
ただ、同じ「戦う王様」ものとして、王たる王バーフバリ直後に見てしまったのは順番が悪かったなぁ…あちらが基準になってしまうと、アクションも少しもっさりしたものを感じてしまったのは残念。続編には、風圧を感じられるような肉弾戦アクションも期待!