白

アベンジャーズ/エンドゲームの白のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

3時間、あっという間に終わってしまった。
満足感と喪失感が同時に押し寄せてくる。本当に良い作品だった。

冒頭のネビュラとトニーのシーンがすごく印象深い。
誰かとゲームをすることも、誰かに勝ちを認めてもらうことも、ネビュラにとってはきっとあれが初めてだったんだろうな。彼女の生い立ちを思うと「楽しい」と口にする姿がただただ愛おしくて仕方なかった。まさかここまで愛着の湧くキャラクターになるとは。

やつれたトニーがキャプテンに詰め寄るシーン、母を前に堪えきれなくなったソーの涙、ナターシャの覚悟、トニーと父ハワードの会話、ドクターのゲートウェイで帰還する仲間たち、そしてドクターの人差し指、、、目頭が熱くなるシーンなんて挙げたらキリがないけど、トニーが無言でピーターを強く抱きしめる再会のシーンはもうダメだった。そしてボロボロになったトニーに駆け寄って必死に声を掛けるシーンでも頭が痛くなるくらい泣いた。
出演する俳優陣の実力の平均値が高すぎるのでこれまで演技力について考えることなんてなかったけど、トム・ホランドの苦しそうな表情と震える声には胸が張り裂けそうになった。

思うがままに突っ走ってきたトニーが初めて躊躇って、引き留め続けたペッパーが初めて背中を押した。あの瞬間にはお互いに覚悟の上だったのかなと思うと、それだけでボロボロ涙出るしもう一度ソファのシーンでの二人の表情を見返したくなる。
これまでずっと何も知らずに聴いてたステファニー・ポエトリーの「I Love You 3000」はモーガンとトニーの台詞から来てたんだね。

感じたままに書き連ねたら長すぎてびっくり。
でもどうしても観たその日の感情を忘れる前に残しておきたかった。
時系列で追ってきてエンドゲームまで全23作品、長い道のりだったけどここまで観てきて本当によかったな。
白