坂元裕二になりたいボーイ

アベンジャーズ/エンドゲームの坂元裕二になりたいボーイのレビュー・感想・評価

5.0
【11年分の作品を追い続けたファンへの 史上最高のご褒美映画🦸🏼‍♂️🦸🏼‍♀️】

監督からSNSネタバレ解禁許可が下りたので、わたくしキモオタ 気持ち悪いほど語ります。
(ネタバレ無し ほぼ思い出語るだけ)
文才が無くて特に内容もオチもないので、先にごめんなさい🙇🏻

2019/5/5
『タイタニック』を抜いて、世界興行収入第2位入りおめでとうございます🎊 残すは『アバター』のみ。

2019/7/21
『アバター』を抜いて、世界興行収入第1位おめでとうございます🎊

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まず最初に、これからタラタラと文章を綴る上でキモオタが『アベンジャーズ エンドゲーム』について最も言いたいこと。それは1行目の通り「この作品は、11年間で公開されてきた21作品を余すことなく楽しみ切ったファンへのご褒美である。」ということです。つまり、11年間の全てが本作『〜エンドゲーム』への準備段階に過ぎなかったということです。
⚠️それだけにこれまでの「(ほぼ)全作品」を未鑑賞のまま『〜エンドゲーム』を急いで観ることは、本当にオススメできないです⚠️
(「あとから観てないやつ観ればいいや論」はヤバタクスゼイアン)
⚠️でも観たくなったら、その時は仕方ないよね⚠️

それでは、はじまり〜。

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まず前作『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』を経て、この1年間どんな想いで過ごしてきたか。「え、、、一体どうなってしまうんや、、、頼むでアベンジャーズ4、、、😭」って誰もが不安と絶望感に苛まれたはず。ただそれと同じ分だけ待ち遠しくて仕方なかったはず。
そんな大きすぎたファンからの期待に十二分過ぎるほど応えてくれた作品です。

《1回目の鑑賞》
4月26日(金)。一年間、待ちに待った公開日。
怒涛の展開に、開幕からただただ食らいつくので必死でした。
前作『〜インフィニティ・ウォー』を観て、「これ以上の衝撃はきっと味わえへんのやろな、、、」って心のどっかで思ってたのに、そんな不安は軽く超越した内容でした。
予告の段階で重要シーンを公開しちゃうだけあって、製作陣の自信が結果に出てた。よくある誇大宣伝に中身で物申していたように感じた。今こそ「日本よ、これが映画だ。」を改めて言うべき。
この日公開日にTOHOシネマズ梅田で鑑賞したんやけど、劇中のとある2ヶ所のシーンで観客一同拍手大喝采やった。あの熱気漲る劇場での体験は一生忘れられないです。

《2回目の鑑賞》
4月27日(土)。
僕が一番大切にしているのが、2回目の鑑賞です。上記のように1回目は内容の理解がメイン。僕にとって、2回目の鑑賞は1回目を踏まえた復習の意味合いが強い。自分の中で何度も反芻させてから2回目へ望むことで、劇中で消化させ落とし込む。(こうしてキモさが深まってきました。) 最も新鮮さと客観性を兼ね備えているのが2回目だから最重要なのです。無論、本作『〜エンドゲーム』も例外ではありません。
なんでここまでしつこく語るかと言うと、(恐らく)この映画のメインテーマを一番深く感じることができたのが、2回目の鑑賞時だったからです。ざっくりとした例を挙げると、アイアンマンとしてのトニー・スタークとトニー・スタークについて。各人はもちろんだけど、特にナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)とアベンジャーズと言うヒーローチームとの関係性。何より、タイトルの「アベンジャーズ」という物語ついて。などです。
ネタバレは避けたいのでざっくりとしか書けないですが、人物や組織、他には事件などが複雑かつ複合的に絡み合って『〜エンドゲーム』までようやく辿り着いたんだなあと強く感じることができました。
今回の鑑賞は一度整理した後に臨んだこともあって、ボロッボロに泣きました。登場人物の全ての言動や行動の先に何が待っているかを知っていたことが、一番感情を掻き立ててきました。あそこまで映画館ボロボロに泣いたことは、これまで初めてです。僕個人にとっては、5年分の涙が止めどなく溢れてきたのです。
そもそも僕がMCUに興味を持ったきっかけは、2014年にテレビ放映されたMCU第1作目『アイアンマン』でした。テレビ越しに痺れた。そして初めて劇場で観たMCU作品は、2015年公開の『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』。そこから映画館に1人で通って地道に観ていたら、ユナイトもファンってことを知って一緒に映画館行くようになって。大学時代は丸々費やしてMCUを追っかけたことになりますね。
話を戻すと、この5年間MCUでここまで涙を流す作品があるとは正直少しも思ってこなかったので、見事に不意打ちくらいました。感情爆発して、余すことなく喜怒哀楽を感じ切った。泣きすぎて、ぐったりして、立ち上がるのがしんどかった。近所のくら寿司まで歩くのがしんどかった。待たせてごめん、ふーじー、ゆきな。

《3回目の鑑賞》
5月3日(金)。
少し時間を置いておかわり。
時間が経って自分の中でほぼ整理できた。それでもまだ受け入れることができません。
ハンカチを忘れたのは本当に大ミスでした。

《4回目の鑑賞》
5月6日(月)。
『〜エンドゲーム』に始まったGWは『〜エンドゲーム』で締めくくり。
『〜エイジ・オブ・ウルトロン』までの過去作を本気で見返した後の初おかわり鑑賞。「エンドゲームのあの台詞、このシーンのこれやったやんや、、、」の見落としがまだまだあった。キャラクターの台詞や行動への理解が更に深まった。
観終わったあとの感情言い表せへん感じは、たとえ何回観ても慣れないとやっとこさ悟る。

《5回目の鑑賞》
5月25日(土)。
あれだけ短スパンで観ていましたが、約20日間もの日数を空けておかわり。
結論から言います。
映画鑑賞史上最も泣きました。
もはや言い残すはない。良い人生でした。

《6回目以降の鑑賞》
しつこいんで、レビューやめます。
7回目の鑑賞時、5回目以上にもっと泣きました。
最終的に9回の鑑賞。

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Filmarks上の異常な平均スコアの高さから分かるかもしれませんが、『〜エンドゲーム』はMCUシリーズの総決算として、限りなく「inevitable」な作品に近しいと思います。恐らく、映画というエンターテイメントとしてもかなり崇高なレベルまで。
この作品のレビューを投稿するに当たって、この作品の評価を5.0にしてしまうと、これまでマークしてきた全作品を軒並み下方修正しないといけないことに気付きました。ファンの僕にとっては思い入れもあって、それほどまでに5.0を超えている作品です。(正直なところ、ファンだからこの点数にしたみたいなとこもある笑)
ただでさえストーリーの完成度が高いのに、セリフの言い回しや引用、アクション、構成、コメディ、音楽、ヒューマ二ティー、映像のそれぞれも完全に仕上がってた。繰り返しになりますが、中でも、過去作との繋がりが最も魅力的なポイントだと思う。冒頭の「ご褒美」という表現は、この点が最大の起因となっています。掘り下げて欲しいとこもあったけど、満足です。

突然ですが、ここでエンドゲームあるある言います。「◯◯のシーンの△△が特に最高。」とか語りたいんやけど、内容が濃すぎてどこから話せばいいかわからない。

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まだMCU(マーベルシネマテックユニバース)作品を観たことない方へ

11年分21作品を観るのは、確かにかなり大変なことだと思います。時間的にも体力的にも。
そこで個人的には1作目の『アイアンマン』だけでも観て欲しい。コメディが好きなら、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』だけでも観て欲しい。「Filmarksでキモオタがほざいてたな。」くらいの軽い気持ちで。そこで何かピン来るものがあれば、他の作品も是非観て欲しいです。
またMCUの作品の世界観は1つのユニバースで形成されていて、全てのストーリーが繋がっています。海賊王もちびるくらい大きな規模のひとつなぎです。あなたのお気に入りのキャラは、他の作品で他のキャラと同じシーンを共有しているはずです。それこそ最高の瞬間なんです。きっと作品を追うごとに、世界No.1興行収入シリーズの所以が分かってくると思います。沼ですよ沼。ヒーローが悪者を成敗する勧善懲悪が主題の映画シリーズとは思うなかれ。
ある一作品を観て「めちゃめちゃ面白いやん!!」ってハマってくれた人を立て続けに何人も目にしてきたので、もしハマってくれたら人がいれば一緒に映画館に行こう!!

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サブカルチャーにおける大半のウェイトを自国の漫画・アニメ文化が占める日本にとって、アメコミ文化はまだまだ薄いと思う。世界ワーストクラスの浸透度。世界と日本のディズニーリゾートの違いが良い証拠にあるように。それでも、いつか海外みたいに国中が熱狂する日が来ると本当に信じています。日本の撮影規制が緩和されて、ロケ地に選ばれることも。そのために僕自身アメコミをもっと知りたいし、もっと周囲の人に広めたいとこの作品を通じて改めて強く感じました。

10周年の勢揃いの写真に写ってた人全員にお礼を言いたい!写ってないレジェンドにも!
キャストの皆さん!(特にRDJ!)ケヴィン・ファイギ!スタン・リー!スティーブ・ディッコ!ジャック・カーヴィー!ルッソ兄弟!マルクス&マクフィーリー!アラン・シルヴェストリ!ジョン・ファヴロー!ジョス・ウェドン!ジム・スターリン!(他にもたくさんいすぎて書き切れない!)
最高の贈り物を本当に本当にありがとう!!!!!


この文章最後まで読んでくれはった人、3,000回愛しています。

PECO will return in Filmarks.