どんなに長い旅でも、いつかは終わる。
ヒーローが戦って、勝って、スカッとする、そういう単純な物語であったとしたら、この『アベンジャーズ』は、ここまで世界に愛される映画にはなっていなかっただろう。
始まりのアベンジャーズ6人が、それぞれの旅の終点に、スゴくきれいに、スゴく立派に、辿り着く物語。
エンドロール見ながら冷静になったとき、色々不自然な点に気がついてしまったのだけれど、そういうのどうでもよくなるくらい、「お見事、天晴れ」と思った。
人の生き様にスポットを当てて、ヒーローも私たちと同じ人間なんだってこと、誰もが同じ幸せを求めているってこと、伝えてくれる映画。