2ヶ月で21作品を鑑賞し、公開終了に間に合いました。この作品を劇場で体感できたこと、このレビューの筆を取ることに心地よい達成感を感じています。
私にとってのヒーロー映画を少し話します。
ヒーロー映画ではストーリーとアクションを構成しなければなりません。生い立ち、挫折、葛藤、努力、成長、という”ストーリー”の部分。クライマックスに訪れる圧巻の”アクション”部分。ただ、限られた映画尺でこのバランスを整えるのは容易ではありません。
これまで私はどちらか片方に寄ったワンパターン作品だと、捉えてしまう事が大半でした。
MCUでは、その考えはあてはまりませんでした。ストーリーを個々の作品で詳細にし、アクションを本作のような作品で徹底的に描きます。
シリーズを通して楽しむことで、ストーリーとアクションを見事に両立させています。
もう一つ残しておきたいのが、この映画の世界的ヒットに関して。
この映画は世界各国で高い興行収益をあげています。国や人種に対して正面から向き合ってる作品が多いにも関わらずこれ程ほ人気が出ています。
今後も、多様化を認め合う世界の中で、誰もが共感し、感動できる作品を期待しています。
人間の想像力と技術の革新、映画産業の更なる発展に思いを寄せて。
